カージナルス・フラハティが快投 後半戦防御率0.76

【カージナルス2-0パイレーツ】@PNCパーク

防御率4.64に終わった前半戦から一転、後半戦に入って素晴らしいパフォーマンスを続けているカージナルスのジャック・フラハティが、8回1安打無失点の快投を見せた前回登板に続いてまたしても素晴らしいピッチングを披露。8回112球を投げて被安打5、奪三振10、与四球1、無失点という好投を見せ、自身初の2ケタ勝利となる今季10勝目(7敗)をマークした。2対0でパイレーツを破ったカージナルスは、敵地PNCパークでの3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終え、2位カブスとのゲーム差は今季最大の4.5に拡大。一方、パイレーツはメジャー初登板初先発のジェームス・マーベルが5回4安打2失点の好投を見せたものの、打線の援護がなく、メジャー初黒星を喫した。

両軍無得点で迎えた5回表に一死二塁のチャンスを迎え、ハリソン・ベイダーのタイムリーで先制したカージナルスは、6回表無死一塁からポール・ゴールドシュミットのタイムリー二塁打で1点を追加。フラハティにはこの2点で十分だった。8月の6先発で4勝1敗、防御率0.71の好成績をマークし、月間最優秀投手に選出されたフラハティは、9月に入って2先発で合計16イニング無失点。後半戦の防御率は0.76という驚異的な数字となっており、前半戦終了時点で4.64だった防御率は、ついに2点台(2.99)に突入した。なお、カージナルスは今季12度の完封勝利をマークしているが、このうち7試合を正捕手ヤディアー・モリーナが戦列復帰を果たした日本時間8月14日以降に記録。マイク・シルト監督は「ヤディは捕手として素晴らしい仕事をしてくれているよ」とベテラン捕手への全幅の信頼を口にした。

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