ガソリン価格「140円以上/L」が高いと感じる声が4割と過去最多

※写真はイメージです ガソリンスタンド

高いと感じるガソリン価格は「140円以上/L」が4割

高いと感じるガソリン価格は「140 円以上」が4 割 7 割は、ガソリン価格によるクルマの利用回数に「変化なし」

パーク24株式会社は、ガソリン価格に関するアンケート結果を発表した。

アンケートでは、高いと感じるレギュラーガソリン価格は「140円以上/L」が40%で最多となった。以降「130円以上/L」22%、「150円以上/L」20%、「120円以上/L」12%の順となっている。過去3回最も多かった「130円以上/L」が昨年より21ポイント低くなった。

実際の価格は2018年1月から現在に至るまで店頭小売価格が140円を切ることがなく、2018年10月には160円になっている。2年弱「140円以上/L」が続いていることから「130円以上/L」を「高い」と感じる人が減少していると考えられる。

クルマ所有者と非所有者でガソリン価格の感じ方に違い

高いと感じるガソリン価格は「140 円以上」が4 割 7 割は、ガソリン価格によるクルマの利用回数に「変化なし」

またクルマの所有状況別にみると所有者が高いと感じるガソリン価格は「140円以上/L」40%、「130円以上/L」22%、「150円以上/L」19%の順だった。

一方、非所有者は「140円以上/L」36%、「150円以上/L」28%、「130円以上/L」17%となっており、「150円以上/L」は所有者よりも9ポイント高くなっている。

「160円以上/L」「170円以上/L」と回答した割合も非所有者の方が高く、ガソリン価格に対する感覚に違いがみられた。

ガソリン価格によるクルマの利用回数は「変わらない」が7割

高いと感じるガソリン価格は「140 円以上」が4 割 7 割は、ガソリン価格によるクルマの利用回数に「変化なし」
高いと感じるガソリン価格は「140 円以上」が4 割 7 割は、ガソリン価格によるクルマの利用回数に「変化なし」

ガソリン価格によってクルマの利用回数が、「変わらない」「気にしない」と回答した人は73%で前回よりも6ポイント増加した。

クルマの所有状況別では、所有者は「変わらない」が67%であったのに対し非所有者は43%で24ポイント低くなった。「気にしない」は19%で所有者よりも12ポイント高くなっている。

非所有者は利用料金にガソリン代が含まれるカーシェアリングを利用している可能性があるため、ガソリン価格を「気にしない」割合が高くなっていると考えられる。

ガソリン価格が高騰したら、4人に1人は「ハイブリッド車」の購入を検討

ガソリン価格が高騰した場合エコカーの購入を検討するかを聞いたところ、「特に検討しない」が45%で昨年よりも8ポイント増加した。

一方、24%が「ハイブリッド車」、18%が「今より燃費の良いガソリン車」、6%が「電気自動車」の購入を検討すると回答しており、購入検討する人が「特に検討しない」を上回っている。

まとめ

今回の結果は2017年とほぼ同じ内容となった。

2017年のアンケート実施前には「平成29年度自動車局税制改正要望結果」の「車体課税の見直し」により、エコカー減税の対象車を縮小することが発表され今回は10月に消費増税が控えている。その他のコメントに「燃費や車体価格など総合的に判断する」、「ガソリン代だけを理由にはしない」といった声があり、ランニングコストだけではなくクルマにかかる費用全体を考慮し購入検討する傾向にあるようだ。

ガソリン価格に関するアンケートを開始した2016年から昨年2018年までの3年間、高いと感じるレギュラーガソリン価格のトップは「130円以上/L」だったが、今回初めて「140円以上/L」が最多となった。

約7割はクルマの利用にガソリン価格は影響しないと回答しているが、ガソリン価格が高騰すると今よりも燃費の良いクルマに買い替えを検討する人もいるようだ。

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