ヤンキースが268本塁打の球団新記録 田中は4回4失点

【ヤンキース10-5レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

ヤンキースは、打線がレッドソックス投手陣に3本塁打を含む13安打10得点の猛攻を浴びせ、10対5で勝利。今季の成績を94勝50敗とし、アストロズと並ぶメジャー最高勝率の座をキープした。ヤンキース先発の田中将大は、4回までに6点の援護をもらいながらも4回8安打4失点で降板。3イニングをパーフェクトに抑え、5つの三振を奪う好リリーフを見せた2番手のチャド・グリーンが今季3勝目(4敗)をマークした。一方、敗れたレッドソックスは、先発のリック・ポーセロが4回7安打6失点と打ち込まれて今季12敗目(12勝)。ワイルドカード圏内とのゲーム差は8に広がり、試合後にはデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長の解任が発表される事態となった。

昨季、メジャーリーグ史上最多となる267本塁打を記録したヤンキースは、前日の時点で265本のアーチを架け、球団記録更新を目前としていた(メジャー記録はすでにツインズが更新)。2回表にグレイバー・トーレスが今季チーム266本目となる35号先制2ランを放つと、2点リードで迎えた4回表にはマイク・トックマンが球団記録のシーズン267本塁打に並ぶ13号2ラン。再び2点リードとなって迎えた5回表には、アーロン・ジャッジが左中間への21号ソロを放ち、今季のチーム本塁打数を268として球団記録を塗り替えた。今春のスプリング・トレーニング序盤、ジャッジは「僕たちは(昨季の記録を)破るつもりだよ」と話していたが、宣言通りの球団新記録樹立となった。

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