８月に県内で倒産した企業の件数は５件で、負債総額は３億３８００万円でした。件数は６カ月連続で１桁台に留まっています。
民間の信用調査会社＝東京商工リサーチ奈良支店によりますと、８月に１０００万円を超える負債を抱えて倒産した県内の企業は５件で、倒産件数が１桁台に留まるのは６カ月連続となります。
負債総額は３億３８００万円で、大型の倒産があった前の年の同じ月に比べて約８０億円の減少となりました。
業種別では建設業とサービス業が、それぞれ２件、製造業が１件で、５件のうち２件が個人企業でした。
東京商工リサーチ奈良支店では「企業の資金調達は良好な状態が続いている」としながらも、サービス業などでは人件費の高騰による収益の悪化により、倒産予備軍が増える可能性があるとしています。
