Rソックスがドンブロウスキー野球部門社長の解任を発表

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日本時間9月9日、レッドソックスはデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長を解任したことを発表した。本拠地フェンウェイ・パークで行われたヤンキース戦に5対10で敗れたあと、試合終了の約10分後に広報のケビン・グレッグがメディアに対して今回の人事を発表。球団からの正式発表は日本時間9月10日に行われる見込みとなっている。

今季76勝67敗でワイルドカード2位のアスレチックスに8ゲーム差をつけられているレッドソックスは、昨季のワールドシリーズ覇者であるにもかかわらず、ポストシーズン進出が絶望的な状況となっている。アレックス・コーラ監督は「知ったばかりだけど驚いたよ。正直に言ってショックだった。今はそれ以上のことは言えないけどね」とコメント。レッドソックスの選手たちも指揮官と同様に驚いた様子を見せたが、今季の不甲斐ない戦いの責任を取らされたと見るのが自然な流れだろう。今季の残りについては、ドンブロウスキーの下でGM補佐を務めたエディ・ロメロ、ブライアン・オハローラン、ザック・スコットの3人がドンブロウスキーに代わってリーダーシップを執る予定となっている。

ドンブロウスキーは、2015年8月にレッドソックスへ迎えられ、才能豊かな選手が揃うチームを勝利へ導くことを義務付けられた。レッドソックスは翌2016年から3年連続で激戦のア・リーグ東部地区を制し、昨年はワールドシリーズ制覇を成し遂げたが、今季は予想外の低迷。レッドソックスはチームを頂点へ導いたドンブロウスキーと袂を分かち、次のステージへ進むことを選択した。

昨オフのレッドソックスは、ワールドシリーズを制した選手たちのうち、ブルペンの主力だったクレイグ・キンブレル(現カブス)とジョー・ケリー(現ドジャース)をフリーエージェントで放出。一方で、ネイサン・イバルディを4年6800万ドル、スティーブ・ピアースを1年625万ドルで引き留めたが、残留したこの2選手は今季の大部分を故障で欠場し、ドンブロウスキーの期待を裏切った。また、エース左腕のクリス・セールと5年1億4500万ドル、正遊撃手のザンダー・ボガーツと6年1億2000万ドルの大型契約を結んだのもドンブロウスキーである。

今後のレッドソックスは、次代のチーム作りに向けて難しい選択を強いられることになる。2018年ア・リーグMVPのムーキー・ベッツが来季終了後にフリーエージェントとなるものの、レッドソックスとの長期契約に消極的で、フリーエージェント市場で自身の価値を試す意向を示しているからだ。ドンブロウスキーの後釜として迎えられる人物は、ベッツのトレードも含め、困難なタスクを担うことになりそうだ。