強い台風15号は三陸沖を北東に進み、東北や関東は暴風域から抜けたが、東北は9日夕方まで強い風が吹き、うねりを伴い大しけとなる見込み。暴風や高波、土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要だ。
強い台風15号は、9日午後3時には福島県いわき市の東の海上を、1時間におよそ30キロの速さで北東へ進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心の南東側90キロ以内と北西側60キロ以内で、風速25メートル以上の暴風となっている。
台風はこの後も北東へ進み、日本からは遠ざかる見込み。
強風・高波
東北太平洋側の海上では9日夕方まで強い風が吹き、うねりを伴った大しけとなる見込み。東北の海上では、9日夕方まで暴風、うねりを伴った高波に警戒が必要だ。関東の海上も、9日はうねりを伴ってしける予想となっている。
大雨・雷・突風
東北の大雨の峠は越えつつあるが、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所がある。土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要だ。