パラキャンプでポルトガルと協定 県と藤沢市

ポルトガルパラリンピック委員会と事前キャンプ受け入れ協定を締結した(左から)鈴木藤沢市長、黒岩知事、モッタ選手団長=県庁

 2020年東京パラリンピックで、県と藤沢市は9日、ポルトガル選手団の事前キャンプを県立スポーツセンター(藤沢市善行)で受け入れることで同国パラリンピック委員会と合意し、県庁で協定を締結した。

 協定の締結式で、黒岩祐治知事は「試合会場を満杯にしようと取り組んでいる。選手団を積極的に支え、素晴らしい成果が出せるように応援したい」と歓迎。鈴木恒夫市長は「選手団との交流で市民の笑顔、活力が満ちあふれると確信している。最大限のおもてなしをしたい」と期待した。

 これに対し、同委員会のレイラ・モッタ選手団長は「全ての選手が最高の成果が出せるよう努力したい。市民と交流し、さまざまな知識や体験を交換することで、選手の成果や頑張りが地域の元気につながれば」と語った。

 県内のパラリンピック事前キャンプの受け入れは英国、リトアニア共和国に続いて3カ国目。ポルトガルは16年リオパラリンピックで7競技に37人が出場し、陸上とボッチャで2つずつ、計4つの銅メダルを獲得している。

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