柳瀬で工場団地検討 約8ヘクタール、スマートIC近く 砺波市議会一般質問

 夏野修砺波市長は9日の市議会本会議で、同市柳瀬地区の北陸自動車道高岡砺波スマートインターチェンジ近くで工場団地造成を検討する方針を明らかにした。今藤久之氏の一般質問に答えた。

 同IC北側で市が工場適地と位置付ける約8ヘクタールの活用について今藤氏がただした。市長は、交通の利便性が良く、隣接する新産業団地「ICパーク高岡」との相乗効果も期待できるため、工場団地を造成した上で企業誘致するレディーメイド方式の「有力な候補地」との認識を示し「地元の理解を得られれば調査・研究を加速させたい」と述べた。

 自治振興会の地域活性化の取り組みに助成し本年度で終わる“となみ創生”地域交付金事業について川岸勇氏が代表質問し、市長は新たな支援策を2020年度に設ける方針を示した。

 同事業は大門そうめんの資料館整備、都会に住む空き家所有者への活用情報提供など、地域資源を活用した観光地づくりやコミュニティーの充実の活動を支援する。各振興会に本年度までの4年間で250万円が助成される見込み。

 市長は「本年度までの時限措置で、そのまま継続することは考えていない」とした上で、「安定した地域力を強化できる新たな支援策を検討したい」と新制度をつくる考えを示した。

 この他、山本篤史、山田順子、雨池弘之、堺武夫の各氏が一般質問した。

© 株式会社北日本新聞社