マグヌッセン「マシントラブルにはガッカリしたけど、終始トップ10圏内で走行できたことは良かった」:ハース F1イタリアGP日曜

 2019年F1第14戦イタリアGP決勝でハースのロマン・グロージャンは16位、ケビン・マグヌッセンはリタイアに終わった。

■リッチ・エナジー・ハースF1チームロマン・グロージャン 決勝=16位

2019年F1第14戦イタリアGP ロマン・グロージャンとジョージ・ラッセルのバトル

 困難ばかりの1日だった。まずターン1で誰かに追突され、アンチストールモードに入ってしまった。そして、いったんクラッチを切って、つなぎ直す操作を強いられたためにターン1を曲がれず、発泡スチロールのブロックの間を抜けて行かなければならなかった。

 コースに戻った時には最下位まで落ちていたよ。そこから何とか順位を取り戻そうとプッシュしたが、今度はアスカリでスピンしてしまったんだ。僕はピットに戻りながら、エアロバランスを少し変えてほしいとチームに伝えた。クルマがものすごいオーバーステアになっていたからだ。

 だが、その調整をしてもらっても、やはりバランスはオーバー気味だった。次のピットインで、もう1%バランスを変えたが、それでもオーバーステアは直らなかった。クルマに何かしら問題があったのは間違いない。あらゆることを調べてみる必要がある。今日のクルマのバランスは、週末の他のセッションとはまるで違っていた。まだやるべきことは多い。

■ケビン・マグヌッセン 決勝リタイア
 ハイドロ系にトラブルがあって、残念ながらリタイアするしかなかった。それまでは、決して悪くはなかったんだ。最近ではいつものことだが、何とか背後にいる連中に抜かれないように戦っていた。

 とはいえ、僕はいいポジションにいたし、他のドライバーたちも多くがそれぞれの理由で苦戦していた。最終的にマシントラブルに見舞われたのは、とにかく不運と言うしかない。

 明るい面を見るとすれば、最初から最後まで、というか僕のレースが終わるまでは、ずっとトップ10圏内にいたことだ。本当の実力を反映した位置ではないにせよ、それが僕らの目指すところではあるからね。あのまま行けば、ある程度の結果を残せそうだったのに、結果はリタイアということになってガッカリだ。

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