国道57号、南阿蘇村の現道「来年度開通」 国交省正式発表

©株式会社熊本日日新聞社

 国土交通省は9日、熊本地震で寸断された国道57号の現道部分(熊本県南阿蘇村立野、約900メートル)が、2020年度中に再開するとの見通しを正式発表した。開通後の維持管理を県に移す事務協議も始めるとした。

 同省が国道57号のバイパスとして整備中の「北側復旧ルート」(阿蘇市赤水-大津町引水)も20年度の完成予定。同省熊本河川国道事務所は「開通時期は、一般的に言えば復旧ルートの方が先になる」としている。

 蒲島郁夫知事は9日の県議会代表質問で、現道について「鉄道と共に通勤・通学といった日常生活や、観光などの地域産業基盤として阿蘇地域に欠かせない」と述べ、早期開通を目指す考えを強調した。

 現道部分は現在、並行するJR豊肥線の復旧工事に伴い、工事用道路や資材置き場として活用されている。関係者によると、県への移管後は国道325号の一部になる案が出ている。(並松昭光)

(2019年9月10日付 熊本日日新聞朝刊掲載)