実名バラすぞ 芸能事務所を「辞めたい」と言ったら100万円以上の金を請求された女性がSNSで告発

ここまで追い詰めるとは…(写真はイメージです)

昨年12月に発生し、被害者が自ら暴行被害を告発したことで世間を騒然とさせた、元NGT48・山口真帆さんへの暴行事件。

ここ最近、事件について新たな報道がされることも多く、グループを運営するAKSの社長である吉成夏子氏が「犯人たちと、もともと繋がっていたのは山口さん」と犯人グループが主張しているとする発言が報道されたり、事件発生直後の山口さんと犯人たちのやりとりをおさめた音声データが公開されたりと、いまだ話題は尽きない様子です。

そんな中で、暴行事件を自ら告発した山口さんの強い姿に背中を押されたという女性が、芸能事務所とのトラブルをTwitterで告発し話題になっています。

地元の小さな芸能事務所に所属していたという投稿者の心愛さんは『芸能界を目指している方へ』と題し、自らの体験を公開しました。

心愛さんは問題の事務所に『短い間、上京するまででもいいから』と言われ所属したものの、紹介されるオーデションやレッスン内容に疑問を持ち、『ここにいてもダメだ』といった想いが募っていったそうです。

そして、事務所に辞めたい旨を伝えたところ、事務所側は損害賠償として心愛さんに100万を超えるお金を請求し、払わないのであれば実名や学校名などの個人情報を公表すると脅迫してきたといいます。

その後、何度も事務所側と話し合うも解決はせず、心愛さんは弁護士に相談。弁護士が事務所に内容証明を送ったところ、『何の音沙汰も無くなり、突然私が契約違反をしたので退所させたと公表されました』と語っていました。

こうしたトラブルで深い心の傷を負った心愛さんは『芸能界を目指している人が私のような事になりませんように』と願っており、今回こうして公表に至った経緯ついては、

『まほほんの事件をニュースで見て、まほほんの強い姿に凄く背中を押されました。私のような経験をする人が少しでも少なくなりますように』

と綴っています。

こうした告発に、事務所への怒りの声や心愛さんを応援する声が集まり、

「そんな恐ろしい詐欺紛いな事を平然と行う事務所もあるんですね。しかも脅迫までして留めようするなんて恐ろしい限りです。不信感を抱いている人間だと認識されているのでその後何をされるかも分かったものじゃあないですし夢を追いかけるのも難しいですね」
「人の夢を何だと思ってるんでしょうか? 不愉快なお話ですね。気持ちをリセットするまで大変かもしれませんが、顔晴ってくださいね」
「NGT事件がきっかけなのか、芸能界が変わりつつある気がします。圧力で弱い者の言葉が封じ込められる時代は終わりだと思います」
「隠されていたことが次々と明らかになっていき、いい方へと進んでいること。そして、闇が明らかにされていない時に多くの人が傷ついていたということ。その傷が少しでも癒えることを心から願っています」
「お辛かったでしょう… どうか、夢がかないますように」

といったコメントが寄せられていました。

NGT48の安全管理のみならず、芸能事務所のタレントへの圧力などが問題視されている中で、こうした告発が業界を改善するその一歩となるのではないでしょうか。

『芸能界を目指している人が私のような事になりませんように』といった心愛さんの願いが無駄にならない事、そして心愛さんの今後の活動が明るいものとなる事、願わずにはいられません。(文◎絹田たぬき)

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