台風15号上陸 「JRはなぜこんなに不親切で要領が悪いのか!」 SNSで怒りをぶちまけた公益社団法人代表

写真はイメージです

強い勢力で首都圏に直撃し、冠水や交通の混乱などをもたらした台風15号。この台風による建物への被害も多く発生し、死者やけが人がでるなど大きな傷跡を残しています。

そんな中で、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子氏が、台風の影響によるJRの計画運休について苦言を呈しています。

自身が初めて遭遇したという計画運休に納得できないことがあったようで、

『災害による運休。これまで何度も繰り返して来ただろうに、何故こんなにJRは不親切かつ要領が悪いのか? 大阪から切符も買わずに証明書で飛びのらせ、もう乗れないと中の人が悲鳴をあげているのに詰め込み、あげく急病人が! そして東京駅清算窓口には2人しかおらず、清算に長蛇の列。すでに1時間経過』

と怒りを露わにしたツイートをしていました。

こうした田中氏のツイートに対しTwitterでは、

「いやいや、“今回の台風は尋常じゃないので、通常運行できません”って2日前からJRはアナウンスしてるし、ネットやテレビでも報道されてましたよね? ご自分の情弱ぶりを露呈した挙句、こんな状況でも通常運行しようとしているJRに怒りに変えてぶつけるのは間違ってる」
「災害による運休や遅延はこれまで数多くあったのに、貴方は何も学ばなかったのですか? こういう状態になるからJRと言わず各方面からも警告や注意喚起が出ていませんでしたか?」
「あれだけの大型台風が上陸したのですから、普通なら全面運休してもおかしくない所を計画運休だけでちゃんと運行してくれたのに、感謝どころか恨み節炸裂とは、貴方とんだ老害ですこと。文句言う前に恨み節連ねてるその便利グッズでニュースとか確認する気はなかったのかと」
「“どうしても移動したい”というお客様の為のJRの優しさがこんな形で恨みに変わるなんて、、、誰を信じれば良いのか優しさが伝わらない世界は哀しいよね」
「JRもいっそ終日全面運休にすればここまで悪態をつかれること無かっただろうに」

と田中氏に反発する声が殺到していました。

その後、田中氏はブログ(http://officerico.co.jp/blog/?p=9492)で事の詳細について綴っています。

8日、大阪で用事があったという田中氏はJRが計画運休を発表していたことは把握しており、その日は東京に戻れないかもしれないと半ば諦めながらも、ぎりぎりのところで乗車することが出来たそうです。しかし新幹線はなかなか発車せず、発車するまでの間にJR職員が身動きが取れないほど人を詰め込んできたそうで、そういった事態に『「利益優先」という言葉しか浮かびませんでした』と綴っています。

そして『なぜ、こんなにも無理やり詰め込む必要があるのか? それが計画運休なのか? これが安全走行と言えるのか?』と疑問を投げかけています。

その疑問は東京駅到着後のJR職員の対応にも及び、乗車料金の払い戻しや精算があるにもかかわらず構内アナウンスによる誘導が一切なかったため、多くの人が混乱していた様子が見受けられたといいます。
そして『駅員さん達はおしゃべりをはじめ、こちらの列の交通整理には一切ノータッチ』として写真を公開し『改札口に3人の駅員さんが固まって、ず~っとおしゃべりしているんですよね。これには本当に驚きました』と、その時の心境を吐露していました。

自然災害という非常事態において不満の出ない対応は無理に等しいことかと思いますが、『今後、改善できる点も多々あると思うので、改善点は改善して欲しいと思います』とブログを締めくくっていました。

安全性や対応の問題については実際にその場にいなければ分からないこともありますが、「不親切かつ要領が悪い」「利益優先」「ず~っとおしゃべり」など、JRの職員を貶め晒すような言動では多くの反発を招いてしまうのも当然のことでしょう。

JRの職員の方々も悪天候の中で働いてくれているということ、忘れずにいたいものです。(文◎絹田たぬき)

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