サッカーJ1の湘南ベルマーレの選手が考案した給食のメニューが本拠地のある平塚市内の市立小学校28校で始まり、6日には市立松延小学校(同市纏)でベルマーレの選手が児童と食卓を囲んで舌鼓を打った。
クラブとの交流を深める「ふれあい給食」は2014年からスタート。今回は勝利を祈願した特製カツサンドのほか、ホウレンソウでチームカラーの緑に色づけしたベルマーレスープ、海をイメージしワカメを使ったベルマーレサラダなどがメニューに並んだ。子どもたちのために健康的なメニューを選手全員で考案したという。
この日は南足柄市出身でもあるMF古林将太選手のほか、FW指宿洋史選手、MF新井光選手の3人が6年生の教室を訪問。机を並べて給食を一緒に味わい、子どもたちからのサインの求めにも応じた。食後は体育館でサッカーを通じて親交を深め、好きな音楽や食べ物などの質問に答えた。
給食で古林選手と隣の席だった堀江義人君(12)は「サッカー選手と一緒に食事をできる機会なんてめったにないから楽しかった」と笑顔。リーグ序盤は低迷した湘南も後半戦に入った現在は10位。古林選手は「子どもたちから元気をもらった。これから一戦一戦を勝っていく」と終盤の戦いではい上がることを誓った。