南稜高(あさぎり町)の食品科学科3年生13人が6日、同町の免田小6年の児童30人を同高に招き、パン作りを指導した。身に付けた技術の復習を兼ね、児童にものづくりの達成感を味わってもらおうと毎年実施している。
作ったのはロールパンやあんパンなど4種類。児童らは高校生を手本に、丁寧に生地を整えた。焼き上がって香ばしい匂いが広がると、うれしそうに歓声を上げていた。
南稜高の岩本愛美さんは「分かりやすく教えるのが難しかったが、子どもたちが楽しんでくれたので良かった」。免田小の風呂上[ふろがみ]晶君は「生地をうまく伸ばすのが大変だった。パンはモチモチしていておいしい」と笑顔だった。(園田琢磨)
熊本日日新聞 2019年9月8日掲載