クラウン 2ドアHT 2000スーパーサルーン │ トヨタ - クラウンロイヤル始まりの1台

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”クジラ"から大幅にイメージを変えて登場した5代目

モデル名 :クラウン 2ドアHT 2000スーパーサルーン(5代目・S90型)
メーカー名:トヨタ
年式   :1976年
撮影場所 :サクラオートヒストリーフォーラム2018

あまりにも前衛的というか、ちょっと頑張りすぎたデザインが不評で失敗作とまで言われてしまった先代の「クジラクラウン」から一転、直線基調で重厚感あふれるスタイルを採用した5代目。

3代目クラウンから設定されていた2ドアハードトップは、プレミアム感を望む個人ユーザーをターゲットにしていたが、この5代目で得られた重厚さはそういったユーザーにアピールする強いステータス感をさらに高めるものだった。

アメ車の2ドアパーソナルクーペにも通じるデザイン

非常に太いCピラーにも見えるリアサイドにスコープ窓を開け(これは実際にはB・Cピラーだ)、リアサイドガラスはごく小さくかつ窓を下げるとセンターの仕切りも下がり開口部が大きくなるハードトップのスタイルは、アメ車の2ドアパーソナルクーペにもみられる処理だ。
リアのトランクにかけての伸びやかなスタイルはその印象をさらに強くする。
随所にちりばめられたクロームパーツがとてもマッチしているのも、納得のいくところだ。
5代目からクラウンは、セダン系は法人ユーザー向け、4ドア/2ドアハードトップは個人ユーザー向けという位置づけになったのも肯けるね。

排ガス規制に苦しみながらも最新の装備が次々と奢られていった

5代目クラウンは1974年~79年の発売なのだが、この時期の他のクルマと同様、度重なる排ガス規制の強化にたいへん苦しめられた。
もともとセダンやワゴン/バンはS80型系、ハードトップはS90型系とされていたが、排ガス規制に次々と対応してくなか区分けしていくのが難しくなったのか、S100型系に統合されていった。

その代わりといってはなんだが、最新の装備が次々と奢られていったのはクラウンの面目躍如といったところだ。車速感応式のパワーステアリングや、4輪ディスクブレーキに加え、オーバードライブが装備された4速ATも設定された。
オーバードライブ付きの4ATは、世界初の導入だ。
またちょっと地味ではあるが、直4・2.2リットルのディーゼルが設定されたのも目新しい。
11代目のS170型系まで使われていた「CROWN」のロゴも、実はこの5代目から設定されたものだ。

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