ジェットスター・ジャパン、4期連続黒字 2020年以降に第四拠点開設へ

ジェットスター・ジャパンはきょう9月10日、都内で事業説明会を行なった。

2018年7月1日から2019年6月30日までの2019年6月期決算では、営業収入は対前年同期比6.2%増の605億2,300万円で過去最高となった。営業利益は同6.2%減の10億6,400万円、当期純利益は同4.1%減の9億1,400万円。燃料費の上昇や自然災害などの影響を受けたものの増収を維持し、4年連続で通期黒字を達成した。有償旅客数は同3%増の552万人で過去最高となり、5月には国内LCCとして最速で搭乗者数3,000万人を達成している。

同社は現在、25機のエアバスA320型機で国内線24路線、国際線7路線を運航しており、2018年度は東京/成田〜長崎・高知・下地島線、大阪/関西〜熊本・高知線を開設した。東北地方初の就航都市となった庄内線については、地元自治体の協力もあり「平均搭乗率(87%)に近いような状況。9月以降も他の路線と比べて現時点ではいい状況」(片岡優代表取締役社長)だという。

また、機材については2020年半ば以降にエアバスA321LRを3機導入し、その後2023年度までに35機体制とする。当初は東京/成田〜大阪/関西・福岡・沖縄/那覇線などの国内機関路線のほか、需要の高い国際線に投入し供給増を図る。その後、機材が揃い次第、中長距離の東南アジアリゾート路線などを開設することを検討しているという。

また、機材の拡大に合わせて、東京/成田・大阪/関西・名古屋/中部に続く第4拠点構想も発表された。運航便数が多い札幌/千歳・福岡・沖縄/那覇を中心に検討を進める。片岡社長は「機材が3機増える段階までには開設したい」とした。

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