インディアンス・ビーバーが「地元」で快投して14勝目

【インディアンス6-2エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

インディアンス先発のシェーン・ビーバーは、敵地エンゼル・スタジアムでの登板ではあったものの、「ホーム」のような感覚でマウンドに上がっていたという。カリフォルニア州出身のビーバーにとって、エンゼル・スタジアムは子供時代に何度も訪れた場所。家族や友人など、150人近い応援団の歓声を浴びて、エンゼルスを相手に7回5安打1失点の快投を見せ、今季14勝目(7敗)をマークした。ア・リーグ中部地区首位のツインズは試合がなく、2位インディアンスが勝利したため、両チームの間のゲーム差は5に縮小。一方、敗れたエンゼルスは、先発のパトリック・サンドバルが4回途中5安打3失点で今季3敗目(0勝)を喫した。

初回にヤシエル・プイーグのタイムリーで先制したインディアンスは、2回表にジェイソン・キプニスが17号2ランを放ち、3点をリード。2回裏にアルバート・プーホルスの22号ソロで1点を返されたが、6回表には張育成(チャン・ユーチェン)がメジャー初アーチとなる1号3ランを放ち、リードを5点に広げた。その後、2番手のカルロス・カラスコが8回裏に代打ジャレッド・ウォルシュのメジャー初アーチとなる1号ソロで1点を失ったものの、6対2で逃げ切り。ワイルドカード争い2位のアスレチックスがアストロズに大敗を喫したため、インディアンスはワイルドカード圏内まで0.5ゲーム差に迫った。

ビーバーは直近10先発すべてで最低6イニング以上を投げ、防御率2.27と好投を続けており、ポストシーズン進出を果たした場合には、マイク・クレビンジャーと形成する二本柱がインディアンスの強力な武器となりそうだ。

なお、エンゼルスの大谷翔平は「3番・指名打者」で先発出場したが、サードへのファウルフライ、空振り三振、空振り三振、センターフライで4打数ノーヒットに終わり、今季の打率は.289となった。

© MLB Advanced Media, LP.