【ラグビーワールドカップ2019 応援連載『SCRUM』#14】俳優・高橋光臣

【ラグビーワールドカップ2019 応援連載『SCRUM』#14】俳優・高橋光臣

ワールドカップに向けてラグビーの魅力を伝える連載。今回は、実はキャストのほとんどがラガーマンという「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)でキャプテン役を熱演中のこの方に、共演して分かったラグビー選手の意外なすごさについてうかがいました!

2号連続で登場。今回も教えてくれたのは 学生時代はラグビー部!「ノーサイド・ゲーム」出演中の俳優・高橋光臣さん。

Q:共演して分かった! ラグビー選手の意外なすごさって?

── アストロズの選手役の皆さんはラグビー経験者ということで、プレーシーンは本当にリアルですよね。

「ラグビーのドラマをやる時、役者同士だと激しいプレーができなくて。当然のことだけど仕方がないと思っていたら、『ノーサイド・ゲーム』は、ジャイさん(福澤克雄監督)が、トップクラスのラガーマンを集めて、彼らに芝居をつける、と。うれしかったし、本当にドラマでそんなことができるんだなって感動しましたね」

── 元日本代表選手の(浜畑譲を演じる)廣瀬俊朗さんをはじめ、皆さんお芝居も素晴らしいです。

「廣瀬さんにはビックリしました。芝居をやったことない人にそんなセリフ与えます?と。僕なんか初めてお芝居した時、カチンコが鳴ったらセリフが飛んでましたから(笑)。なのに廣瀬さん、セリフは間違えないし、かんだこともないんじゃないかな。廣瀬さんとは同級生なんです。ラグビースクールに通っていた当時から、大阪で有名な選手で同年代だけど憧れでした。オーディションに行ったらその人がいて、あれ?と(笑)。作品に入る前に『どうしたらええんやろうな』って言っていたので、押さえとかなあかんやろなーっていう最低限のことは伝えましたし、他の役者さんにも話を聞きに行っていて。いざ本番になったら、初心者がやりがちなまばたきも全然しないし、セリフも間違えない。昔から天才って言われていましたが、こういうことか、と」

── ほかの方はどうですか?

「皆さん素晴らしいですよ。普段はサラリーマンとして働いている方もいらっしゃるんですが、廣瀬さんがあれだけ真剣に誠実に芝居に取り組んでいるのを見て、“こうすればいいんだ”っていうお手本になっていると思います」

── 福澤監督もラグビー経験者。演出には熱が入っているのでは?

「ジャイさん、『男だろ! もっといけ!』ってよく言うんです。役者に対しては絶対言わないんですけど(笑)。ジャイさんの現場はいつもタフですが、今回はジャイさんも大好きなラグビーだし、先頭切って誰よりも太陽を浴びているんです。あの背中には、みんなついて行きたいと思いますよね」

── ドラマはついに終盤。最後にメッセージをお願いします。

「熱い原作に、みんなでさらに熱いものを吹き込んで作り上げていますので、ぜひ楽しみにしていてください!」

<1ランクUP>
高橋光臣のラグビー講座

知っておくと面白い!ラグビー豆知識
16人目のプレイヤーと言われるレフリー(審判)も名物だと思います。もちろん公正なレフリングはしているんですが、人間なので、悪質なプレーが多いチームよりモラルのある真摯なチームの方がやっぱり印象はいいですよね。あと、この人はオフサイド取りがち、とかレフリーの癖を見るのも楽しいと思います。

【プロフィール】


高橋光臣 Mitsuomi Takahashi
1982年3月10日、大阪府生まれ。うお座。A型。「ラグビーでは一流になれない」と思ったことをきっかけに、俳優を志す。いつかラグビーを題材にしたドラマに出たいという念願がかなって、オーディションの末、「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)の岸和田徹役を射止めた。ドラマや映画、舞台などで幅広く活躍中。

【番組情報】


「ノーサイド・ゲーム」(最終回)
TBS系
日曜 午後9:00~10:14

【Information】


いよいよ9月20日に迫った「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の開幕。世界各国の20チームが優勝を争う。日本代表は開幕初日のロシア戦、9月28日のアイルランド戦、10月5日のサモア戦、10月13日のスコットランド戦などに挑む。

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取材・文/四戸咲子 撮影/蓮尾美智子

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