機能性表示食品に認定 ビワの葉入り発酵茶

長崎県と3大学が製法開発 内臓脂肪減に効果

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機能性表示食品に認定された「びわの葉入り まるごと発酵茶」

 長崎県と県立大、長崎大、九州大が共同開発した技術で製造した健康食品「びわの葉入り まるごと発酵茶」が、内臓脂肪を減らす効果があるとして消費者庁の「機能性表示食品」に認定された。県によると、地方自治体が関わった機能性表示食品の認定は全国で初めて。
 発酵茶は、原料として県産の茶葉とビワの葉を100%使用。県農林技術開発センターと3大学が共同開発した混合発酵茶の製法を活用し、生の茶葉に生のビワの葉を加えて発酵させ、粉末加工している。
 人を対象にした臨床試験に取り組む県治験ネットワーク(事務局・県立大)が効能を分析。発酵過程でカテキンが結合して生じる発酵茶ポリフェノールの働きによって、内臓脂肪が低減する効果を確認した。2月14日付で機能性表示食品の届け出が受理された。
 発酵茶は、県内の茶生産者でつくる「長崎ワンダーリーフ」(東彼杵町)が原料の荒茶を生産し、大村市の食品卸業「サンダイ」が加工・製造。女性用下着や健康食品などを取り扱う「シャルレ」(神戸市)が2016年11月から販売し、これまでに43万個を売り上げた。8月から機能性を表示したパッケージにリニューアルした。1箱(1カ月分、31包入り)3700円(税別)。
 関係者は9日、県庁を訪問。県立大副学長で県治験ネットワークの田中一成代表は「生産、流通、販売それぞれの取り組みが実を結んだ」と報告した。シャルレの奥平和良社長は「健康食品の中で一番の売り上げ。機能性表示をアピールして販売を伸ばしていきたい」と意気込んだ。試飲した中村法道知事は「魅力をPRしていきたい」と応じた。