18年の救急出動過去最多 札幌市消防局 10年連続増 9万8182件

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 札幌市消防局の2018年の救急出動件数が9万8182件と、救急業務を開始した1958年以来過去最多だった。10年連続の増加で、高齢者の搬送数が増えたことに加え、軽症の市民の利用が多いことも背景にある。市は119番すべきか迷った時に24時間、看護師に電話できる相談窓口を運用しており、関係者は「迷ったらセンターの方にも相談してほしい」と呼びかける。

 市消防局によると、18年は前年比4568件増で、約5.4分に1回の頻度で出動した計算だ。胆振東部地震が起きた9月6日の件数は18年の1日当たりで最多の601件と平常時の約1.5倍だったが「全体の増加は高齢化などの影響の方が大きいのでは」とみる。

 出動件数のうち、実際に搬送した人数は8万5999人。搬送された人の年齢は65歳以上が最多で56%(4万8205人)を占めた。高齢者の搬送数と割合はともに年々増えている。

 一方、搬送された人のうち、51.2%(4万4023人)は入院の必要がない軽症だった。「指を少し切った」「酒を飲み寂しくなった」との通報もあった。