タイガース・マーサーがサヨナラ打 点の取り合いを制す

【ヤンキース11-12xタイガース】@コメリカ・パーク

アストロズと並んでメジャー最高勝率をマークしているヤンキースと、今季100敗を喫してメジャー最低勝率に沈んでいるタイガースによる一戦は、序盤から壮絶な点の取り合いとなり、9回裏にジョーディ・マーサーがサヨナラタイムリーを放ってタイガースが12対11で勝利を収めた。先発のエドウィン・ジャクソンが2回6失点でノックアウトされたタイガースだったが、打線が奮起して接戦に持ち込み、7番手のジョー・ヒメネスが今季4勝目(7敗)をマーク。一方のヤンキースは、2回までに6点を先行しながらも投手陣がリードを守れず、8番手のチャンス・アダムスが今季初黒星(1勝)を喫した。

ブレット・ガードナーの2打席連続アーチなどで2回までに6点を先行されたタイガースは、3回裏に3本のタイムリーとクリスティン・スチュワートの犠牲フライで4点を返し、さらにグレイソン・グライナーにも2点タイムリーが飛び出して同点。グレイバー・トーレスの36号ソロなどで再びリードを奪われたが、5回裏にスチュワートの10号ソロで1点差に迫り、6回裏にはミゲル・カブレラの犠牲フライとジャイマー・キャンデラリオの2点タイムリーで3点を奪って逆転に成功した。7回表にエドウィン・エンカーナシオンの33号2ラン、ディディ・グレゴリアスの16号ソロでまたも逆転を許したが、7回裏にハロルド・カストロのタイムリーで11対11の同点とし、9回裏一死二塁のチャンスでマーサーがタイムリーを放ってサヨナラ勝ち。ヤンキースは6本のアーチを放ちながらも投手陣が踏ん張れず、手痛い逆転負けとなった。

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