関ジャニ∞の錦戸亮が9月末でジャニーズ事務所を退所することを発表した。ジャニーズ事務所の社長、ジャニー喜多川氏のお別れの会の翌日の発表だった。
また、昨年の渋谷すばるの退所以降、「誰か脱退するのか？」「関ジャニは解散するの？」とファンにとっては不安な噂が流れていた。しかし、お別れの会の前日に東京ドームで行われた15周年記念5大ドームツアーのオーラスで「15→16 to be continued」とスクリーンに映し出され、「16周年も続くんだ。よかった、本当にどうなるのかと心配だった」とファンの不安を払拭したばかりの出来事だった。
錦戸について、ジャニーズ事務所所属タレントが、情報番組でコメントを発表した。
NEWSの加藤シゲアキは金曜レギュラーの「ビビッド」（ＴＢＳ系）で「複雑な思いがあります。8年くらい同じグループを、やらせてもらっていて、一番厳しく、一番尊敬出来るお兄ちゃんみたいな人」とコメント。
KAT-TUNの中丸雄一は自身のレギュラー番組「シューイチ」（日本テレビ系）で「20年以上やってきてメンバーが抜けるということは、身内が死ぬような感覚と同じ。錦戸くんもメンバーもかなり疲弊しているから、ファンが支えてほしい」とコメントした。
KAT-TUNは3度メンバーの脱退を経験している。そのため「中丸くんの言葉には重みがある、身内が死ぬような感覚を3度も味わってきたのか」「ファンに支えられてきたと感じてくれていることが嬉しい」「関ジャニ∞のファンのみなさんは今はつらい時なのかもしれない、そっと見守ろう」と他のグループファンはSNSで発信していた。
また、KAT-TUNの亀梨和也は退所発表の翌日、ライブ後に「かめーる」で「#福井（中略)#ワッハッハー」と発信。「ワッハッハー」は関ジャニ∞8枚目のシングルのタイトル。その歌詞には「悲しみや悩み事は少なからず誰にでもあるみたい」や「頑張れのその一言がまた君を無理させてはいないかい」などとある。亀梨のメールに込められたメッセージなのだろう。
かつて関ジャニ∞、NEWS、KAT-TUNの3グループ合同のファンクラブ「Ｙｏｕ＆Ｊ」、（2006年～2011年)があり、最終的には76万人以上の会員数だった。前出の事情通は「3グループは次世代のジャニーズと呼ばれるような、個々の個性がとても強かった世代で、いわゆる『Ｙｏｕ＆Ｊ世代』と呼ばれています。そのため、もめることもあったでしょうが、各グループが切磋琢磨し、それぞれが個性豊かな、ジャニーズ事務所の中心的なグループに成長しました。しかし、残念ながら錦戸が退所すると当初の21人から12人にまで減ってしまいますね」と話している。（二浦誠）
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