小泉進次郎氏入閣、地元反応 喜びと期待 横須賀・三浦

小泉進次郎氏

 自民党の小泉進次郎氏(衆院神奈川11区)が環境相として初入閣したことに、選挙区の横須賀・三浦両市の有権者らからは、喜びや期待の声が聞かれた。

 横須賀市では、無職女性(78)が曽祖父・又次郎氏から4代続けて大臣を輩出したことに「地元の誇り」と喜んだ。女性会社員(34)は小泉氏が第1子誕生後に育休取得を検討していることに触れ、「大臣が取れるとなれば、民間も一層取りやすくなるのではないか」と期待を込めた。一方、男性会社員(41)は「大臣としての手腕を見極めるためにも、仕事ぶりを見守りたい」と冷静に受け止めた。

 三浦市・城ケ島では又次郎氏が1936(昭和11)年の大火の際、島民のために尽力。その恩義を今も感じている島民が少なくない。宿泊施設を営む男性(56)は「死んだじいさんも喜んでいる。結婚もして、島はお祝いムード一色だ」と喜び、「いろんな意見を聞いて吸い上げ、環境問題も良い方向に進めてほしい」とエールを送った。

 横須賀市の上地克明市長は定例会見で「総裁候補としての第一歩。今後、閣内でどう具体的に対処していくかが問われる」と述べた。

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