インディアンス・プリーサック メジャー初完封で8勝目

【インディアンス8-0エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

ア・リーグ中部地区の2位につけ、首位ツインズを追うインディアンスは、先発した新人右腕、ザック・プリーサックが見事なピッチングを披露。初回二死一・二塁のピンチを無失点で切り抜けると、エンゼルス打線に一度も連打を許さず、114球の熱投でメジャー初完封を達成した。被安打4、奪三振5、与四球2でエンゼルス打線を完封したプリーサックは今季8勝目(6敗)をマーク。一方、プリーサックとの新人対決に臨んだエンゼルス先発のホゼ・スアレスは、ジョーダン・ループロウに先制の12号2ランを浴びるなど、3回4安打6失点で今季6敗目(2勝)を喫した。

2回表にループロウの12号2ランで先制したインディアンスは、3回表にループロウの押し出し四球とフランミル・レイエスの3点タイムリー二塁打で4点を追加。7回表にはフランシスコ・リンドーアの30号ソロとレイエスの犠牲フライでリードを8点に広げ、勝利を決定付けた。今季のインディアンスは、シェーン・ビーバーが2度、トレバー・バウアー(現レッズ)、カルロス・カラスコ、プリーサックが各1度、完封勝利をマークしており、メジャー全体に占める割合(26度のうち5度=19.2%)は歴代最高となっている。

なお、「3番・指名打者」で先発出場したエンゼルスの大谷翔平は、レフトフライ、四球、レフトへのファウルフライで2打数ノーヒット。一塁を守っていたジャレッド・ウォルシュが9回表途中から敗戦処理として登板した際に指名打者が解除され、一塁手のジャスティン・ボーアとの交代で試合から退いた。

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