SF映画級の世界を体感?! 今日から羽田空港で最新技術を駆使したAR作品の展示開始

本日9月11日(水)〜9月27日(金)の期間限定で、羽田空港国際線ターミナル5Fはねだ日本橋において、‟江戸文化”をテーマにしたAR作品『屏風から家光を探せ,からの,取り出す江戸時代』の公開が開始された。

これは、日本各地域の土壌が育んだ豊かな文化資源をアーティスト・クリエイターたちが、その魅力を新たな視点で表現し、国内空港等10箇所程度で順次開催されていく『メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム』の一環だ。

そして今日、プロジェクトを担当している文化庁 参事官(芸術文化担当)坪田知広氏と本作品を手掛けた開発ユニット・AR三兄弟の川田十夢氏、国立歴史民俗博物館 博物館資源センター長 鈴木卓治教授が会場に訪れ、実際に作品を体験した。

坪田氏は感想を聞かれると、「最新のAR技術を使っていることで、訪日外国人の方々にも響くと思います。日本の文化を身近に体感いただけるのではないでしょうか。」と述べた。

川田氏は今回の作品で苦労した点について、「“フォトグラメトリ”という技術を使っているのですが、作品をあらゆる角度から撮影しなければならず、博物館が閉館してから夜中の間、1週間かけてずっと撮影していました。」と回答。

最後に作品の注目点として、「10年前と比べるとAR技術が格段に進化している。SF映画に近づいてきているので手に取って楽しんでほしい。」とその魅力について触れた。

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