メルテザッカーが指摘「ヴェンゲル監督最大の欠点」はこれ

現在34歳のペア・メルテザッカー。引退後はアーセナルのフロントに入り、育成に関わっている。

かつてヴェンゲル監督の下で7シーズンプレーした彼は、今回新たに出版した自伝「Per Mertesacker:Big Friendly German」で恩師について以下のように書いたという。

『The SUN』に掲載されていた引用部分では、ヴェンゲル監督の最大の特徴について語られている。

ペア・メルテザッカー 「1試合負けてしまうと、それからしばしば連続で負けてしまうことがあった。

6試合のFAカップで我々の品質を示すことはできたが、38試合のリーグ戦は違う。10ヶ月に渡って行われるものは。

単純に、すべてのチームが必要としている一貫性を欠いていた。一年の間に8回も負ければリーグには勝てない。

アーセン・ヴェンゲル監督は常に賢い監督だった。チームのクオリティを頑として信頼し、尽きることのない忍耐を持ってアプローチした。

彼はどんなにうまく行かなくなっても正気を失わなかった。彼は選手への確信に固執した。どれだけ強い向かい風のなかでも。それが彼の最大の強みだった。

しかしそれは彼の最大の弱点でもあった。彼が我々に対して寛大すぎたのかどうか。私の意見だが、少し単純すぎるだろうか。

もしファンの意見が取り入れられていたら、毎年5名は獲得されていただろう。負けたら『もっと金を使え!』と言われていたからね。

しかしヴェンゲルは今持っている選手を信頼していた。あれほどまでにスカッドを強く信頼できる監督を見たことがない」

ヴェンゲル監督はとにかく選手を信頼する監督だったが、それが欠点として出ることもあったと考えているようだ。

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