ホアキン・フェニックスの『ジョーカー』はバットマン新作映画とクロスオーバーしない

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ベネチアで金獅子賞を獲得した『ジョーカー』トッド・フィリップ監督とホアキン・フェニックス - Rocco Spaziani / Archivio Rocco Spaziani / Mondadori Portfolio via Getty Images

 バットマンの宿敵である狂気の犯罪者の誕生を描いたホアキン・フェニックス主演作『ジョーカー』で脚本・監督を務めたトッド・フィリップが、Varietyの質問に答える形で、同作とロバート・パティンソン主演で制作が進行している「バットマン」の新作映画がクロスオーバーする可能性を完全に否定した。

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 『ジョーカー』は、1980年代のゴッサムシティを舞台に、コメディアンを目指す孤独な男アーサー・フレック(ホアキン)が、狂気の犯罪者へと変貌していくさまを描いた作品。『ザ・バットマン(原題) / The Batman』は、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のマット・リーヴス監督がメガホンを取り、若き日のバットマン=ブルース・ウェインの成長が描かれると噂されている。それだけに、ロバート版バットマンとホアキン版ジョーカーが将来的に共演する可能性があるか尋ねられたフィリップ監督は「いいえ、絶対にありえません」と完全否定。アメリカンコミックをシェイクスピア劇に例え、「さまざまなバージョンの『ハムレット』ができるように、将来的にはもっとたくさんのジョーカーが生まれるはずです」と語っている。

 フィリップ監督の『ジョーカー』は、コミックがベースのエンターテインメント作品でありながら、極めてリアルで社会的なテーマを内包した作品として、第76回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を獲得。心優しい男が狂気にとらわれていく様を演じきったホアキンの熱演も高く評価されている。

 一方の『ザ・バットマン(原題)』について、リーヴス監督は2017年の時点で「ノワール探偵映画バージョンのバットマンを作るチャンス」と New Trailer Buzz に語っており、こちらもリアリティーを重視した作品になることを示唆している。(編集部・入倉功一)