JapanTaxi タクシーでVisaのタッチ決済が可能に 車載マルチ端末「決済機付きタブレット」で今秋から

JapanTaxi株式会社(以下「JapanTaxi」)では、タクシー後部座席に搭載されるセルフレジ型マルチ端末『決済機付きタブレット』の全国での稼働が1万台を突破した。さらに新たな決済手段として、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(以下「Visa」)の提供する、国際標準規格のType A/B(※)による非接触IC決済サービス(以下、『Visaのタッチ決済』)に対応することを発表した。現在タクシー車両約500台で行なっている実証実験から規模を拡大し、今秋より本格的に全国の『決済機付きタブレット』にて対応開始予定。タクシー車載決済機での『Visaのタッチ決済』対応は日本初となる。

※Type A/B(ISO 14443)は、非接触ICカードインターフェースの規格としてISOで規定された国際標準の無線通信技術。

背景:タクシーのキャッシュレス化

JapanTaxiでは、タクシーのキャッシュレス化を目指し、2017年から乗客自身で決済処理を行える後部座席設置型タブレット『JapanTaxiタブレット』を展開してきた。QRコード決済に対応する『広告タブレット』と、カードや交通系ICなど複数決済に対応する『決済機付きタブレット』の2種類を展開している。

『Visaのタッチ決済』の追加

今回は『決済機付きタブレット』に新たな決済手段として『Visaのタッチ決済』が加わる。『Visaのタッチ決済』は、日本を含む世界約200の国と地域で展開されている、国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法で、非接触対応のVisaカード(クレジット・デビット・プリペイド)または、Visaのタッチ決済対応のスマートフォンを端末にタッチするだけで支払いが可能な「安全・安心」で「迅速な」決済方法。既に海外では普及が進み、2020年までには世界の全カードの約50%が非接触対応になると予測されている。現在、5都市(東京都・神奈川県・京都府・大阪府・兵庫県)の『決済機付きタブレット』搭載車両の一部にて、実証実験を行っていて、今秋より全国対応開始予定。『Visaのタッチ決済』対応の『決済機付きタブレット』は、テンキー上液晶画面上部に『Visaのタッチ決済』マークのシールが貼付されている。

『JapanTaxiタブレット』製品概要

『JapanTaxiタブレット』共通機能

・機能:広告コンテンツTokyo Primeの放映、決済

・対応言語:日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語

・展開エリア:北海道・東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・愛知県・石川県・富山県・京都府・大阪府・兵庫県・福岡県

『広告タブレット』対応決済

決済アプリ(JapanTaxi Wallet/Origami/Alipay/WeChatPay/LINE Pay/d払い/メルペイ/au PAY)

『決済機付きタブレット』対応決済

カード(Visa/Visaのタッチ決済/MasterCard/JCB/UnionPay/American Express/DinersClub)、交通系IC、電子マネー(楽天Edy/QUICPay/WAON/nanaco/iD)、決済アプリ(JapanTaxi Wallet/Origami pay/Alipay/WeChatPay/LINE Pay/d払い/メルペイ/au PAY)

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