臨港パークにファンゾーン ハマで熱戦楽しんで ラグビーW杯

桜木町駅前に設置される、巨大ラガーマンがトライを決めているモニュメントのイメージ図(横浜市提供)

 20日開幕のラグビーワールドカップ(W杯)を盛り上げるため、横浜市などが11月2日までの期間中、都心臨海部などにさまざまな仕掛けを用意する。横浜・みなとみらい21(MM21)地区の臨港パークにファンゾーンを設置。大型画面で試合を観戦できるほか、出場国の文化を楽しめるイベントが多数催される。また桜木町駅前には、トライを決める選手の巨大モニュメントがお目見えする。

 林文子市長は11日の定例会見で、「市民や、観戦に訪れる世界各国の皆さまにとって、一生に一度の素晴らしい体験になるよう全力で取り組む」と意気込みを語った。

 臨港パークのファンゾーンは約4万平方メートルあり、全国12の開催都市が各地に整備する中で最大規模を誇る。全48試合中、決勝戦を含む32試合を縦4.8メートル、横8.4メートルの大型モニターでパブリックビューイング(PV)を行う。

 ステージでは、出場国や日本の文化を理解してもらうためのイベントを企画。ニュージーランド代表が試合前に踊ることで知られる伝統舞踊「ハカ」や、アイルランドやスコットランド音楽、日本舞踊や揮毫(きごう)、忍者のパフォーマンスなどが披露される。

 桜木町駅前広場に登場するのは、身長約9メートルの巨大ラガーマンがトライを決めているモニュメント。宙を飛ぶ選手の下を通ることができ、迫力ある姿を写真に収めることもできる。

 また試合会場の横浜国際総合競技場(同市港北区)と最寄り駅の新横浜駅までのエリアには、出場国の国旗をあしらった花壇などを並べ、国内外のラグビーファンを迎え入れる。

© 株式会社神奈川新聞社