内閣改造で退任した宮腰光寛前沖縄北方兼1億総活躍担当相と野上浩太郎前官房副長官は12日、内閣府や首相官邸で職務の引き継ぎや職員へのあいさつに臨んだ。両氏は共に「皆さんに支えてもらい感謝している」と笑顔を見せ、持ち場を後にした。
宮腰氏は後任の衛藤晟一氏への引き継ぎ式で「足繁く沖縄に通ってほしい」と要望。衛藤氏が「泡盛には強くなくて…」と述べると、すかさず「強くなくてもいい。好きになってほしい」と励ました。
職員へのあいさつでは担当した8分野の動きを振り返り、「これからも内閣府、内閣官房の応援団として頑張りたい」と強調した。
野上氏は官邸内でのあいさつで、在任した3年1カ月について「緊張感のある日々で、あっという間だった」と振り返った。後任の岡田直樹氏が自分より身長が高いことを挙げ、「前任の世耕弘成さんから私、岡田さんと、だんだん背が高くなっている」と職員の笑いを誘う場面もあった。