朝ドラ「スカーレット」ヒロイン・戸田恵梨香が「15歳を演じて息切れ」

9月30日スタートのNHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜午前8:00=NHK大阪放送局制作)の試写会が行われ、ヒロイン・川原喜美子役の戸田恵梨香が出席した。戸田は「第1週は冒頭の1シーンだけでしたが、川島夕空ちゃん演じるチビ喜美子が本当に魅力的で、彼女の明るさと力強さに感動しました。彼女に負けないように私も頑張っていきたい」と意気込みを語った。

ドラマは滋賀県の焼き物の名産地・信楽を舞台に、戦後の高度経済成長期に男性ばかりの陶芸の世界で、女流陶芸家の草分けとして歩み始める喜美子の姿を描くもの。第1週では、戦後まもなく大阪から信楽に移住してきた川原家が、貧しくも楽しい新生活を始める展開が描かれる。

第2週から本格的に登場し、15歳から喜美子を演じる戸田は「15歳って元気だなって思いました。『うわーい』って言いながら大喜びしているお芝居をしたのですが、カットが掛かった瞬間に息切れしました。31歳が15歳を演じるって、こういう風になるんだな」と“限界”を感じたことを苦笑いで告白。

また、劇中では中学を卒業し、大阪の下宿屋での女中を経て信楽に戻り、陶芸家の道を進むことになるが、戸田はクランクインの3カ月前から陶芸の稽古を重ねてきたことも明かし、「土を練るのも、私の体重や力では足りなくて、うまく練れないんです。本当に男の力仕事なんだな、男の世界なんだなと感じました。女性陶芸家としてやっていくことの壁の高さも感じましたし、私も負けずにやらないといけないと感じました」とアピールしていた。

© 株式会社東京ニュース通信社