広がる神秘 佐世保に「幻の池」 大雨の後に

©株式会社長崎新聞社

大雨の影響で姿を現し、神秘的な景色が広がる「五蔵池」=佐世保市吉井町

 大雨が降った後にしか姿を現さない「幻の池」がある。佐世保市吉井町の五蔵岳森林公園の五蔵池。神秘的な景色が広がっている。
 吉井エコツーリズムの会の和田隆会長(74)=吉井町=によると、普段は湿原で、市の天然記念物アキニレの群生地。ハマダイコンの淡いピンクの花も咲く。
 例年は梅雨終盤のまとまった雨の後に現れるが、今年は8月末の大雨でたまったとみられる。いつ“消える”かは分からない。
 水面には青々とした木々や青空が映り込み、周囲ではコオロギの鳴き声が響く。市内外から愛好家らが訪れ、カメラを構えている。長崎市鳴見台1丁目の小坂行敏さん(72)は「幻想的で落ち着く景色」と言って、シャッターを切っていた。