ヤンキース・セベリーノがついに復帰 18日に先発予定

地区優勝がほぼ確実となっているヤンキースは、ポストシーズンに向けて故障者が次々に戦列復帰を果たす予定となっている。今季開幕投手に指名されながら開幕から欠場が続いているルイス・セベリーノは、日本時間9月18日に本拠地でのエンゼルス戦に先発予定。さらに、ジャンカルロ・スタントン、デリン・ベタンセス、ジョーダン・モンゴメリーらも戦列復帰に向けての準備を進めている。

現在25歳のセベリーノは、今季の開幕投手に指名されていたものの、右肩と広背筋の故障によりここまで1度もメジャーのマウンドに立っていない。すでにマイナーでは3度のリハビリ登板を行っており、日本時間9月12日には3回2/3を投げて被安打5、奪三振4、失点4(自責点1)というピッチング。ここから中5日となる日本時間9月18日に今季初登板を果たす予定となっている。

ヤンキースのアーロン・ブーン監督によると、セベリーノはレギュラーシーズン中に3度の先発登板をこなす予定であり、ポストシーズンの戦力として計算できるかどうかを見極める方針だという。ポストシーズンの先発ローテーション4枠のうち、ジェームス・パクストンと田中将大の2枠は当確と見られており、残り2枠をセベリーノ、J.A.ハップ、ドミンゴ・ヘルマンの3人が争う状況。場合によっては、質量ともに充実しているブルペンを最大限に活用し、ブルペン・デーを先発ローテーションの1枠として採用する可能性もありそうだ。

故障者が続出しながらも、95勝51敗(勝率.651)という両リーグ最高の成績で、2012年以来7年ぶりの地区優勝をほぼ手中に収めているヤンキース。次なる目標は2009年以来10年ぶりのワールドシリーズ制覇ということになるが、故障により戦列を離れていた主力選手がこのタイミングで次々に戻ってくることは、目標達成に向けての大きな後押しとなるかもしれない。まずはセベリーノの復帰登板に注目だ。

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