ロボット・ドローン・アニメ、「ITにふれるキッカケ~杉並区子どもIT Day~」開催

ITのキッカケ提供委員会(株式会社キッカケと一般社団法人日本こども成育協会による合同事業)は、2019年7月31日に「ITにふれるキッカケ~杉並区子どもIT Day~」を東京都杉並区杉並公会堂で開催した。同イベントは、東京都杉並区在住の小学4~6年生が対象のプログラミングイベント。

同イベントは、「ロボットプログラミング、作曲、動画編集、イラスト、ドローン、アニメーション、ホームページ作り」と全7つの講座が用意された。普段はできないIT体験を通して、ITの奥深さと楽しさに気付くキッカケをこども達に与えたいと開催された。

それぞれのIT体験がスタート

同イベントではテーブル毎に90分間のIT講座が行われた。子どもたちは積極的に質問をし、最終的には個性的な作品を作り上げるまでに成長したという。

ITの講師が語る、子どもたちの可能性

当日「プログラミングでアニメーションを作ろう」の講義を担当した春名氏は、同イベントを通じて子どもの可能性を改めて感じたという。

春名氏:アニメーションの講座で驚いたことがありました。私の講座ではアニメの「キャラクター」を動かすことを教えていたのですが、あるお子さんから「キャラクターじゃなくて、背景を動かしたい!」とリクエストがあったんです。

私は普段大人にアニメーション作りなどレクチャーする機会があるのですが、大人からはこのような質問て出てきたことがないんです。

たぶん、私たち大人は知らず知らずに視野が狭くなっていて、深く掘り下げることはできても、発想を転換させることは難しいのだと思っています。そういう意味で、子どもの発想は、大人の真逆を行く場合が大いにあるなと強く関心しましたね。

他の講師からも「質問の仕方がうまい」、「基礎だけ教えたら後は自分で進められる」、「大人から見ても完成度の高い作品もあった」と、子ども達の可能性に気付かされるといったコメントが寄せられていた。

■株式会社キッカケとは

「キッカケ」は、子どもの未来にたくさんのキッカケを与えたいというコンセプトで、学校では習えないユニークな習い事や、追及できない勉強や運動を集めた「習い事のスキルシェア」サービス。子どもに教えられる特技を持った人と教わりたい親子をマッチングする。

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