サンシャイン - 売れたいし、楽しく生きたい! やりたいことがたくさん増えました

―100本質問ノック(百問百答)

──百問百答って今まで挑戦する機会ありましたか?

二人:いえいえいえ! ないです! もちろん、ないです!(笑)

──(笑)答えに困った質問はありましたか?

坂田:「最近あった〇〇」シリーズはなんもなかったんで考えましたね!でも、「初めてウケたと思った瞬間」とかは当時のこととかを思い出しましたね!こうゆう機会がないと思い出すきっかけもなかったので。

──なるほど。サンシャインさんはお互い学生の頃からの付き合いなので「この質問は相方はこう答えるだろう」とか相手の回答がなんとなく予測できたりします?

坂田:なんとなく、共通の部分もあるはずなので…。(笑)

信清:そうですね!「初めてウケたと思った瞬間」は一緒かな?と思ってますね!

坂田:…オレ、人生で捉えちゃってるわ。芸人じゃなくて。

信清:あ~…ということは、違いますね!(笑)

一同:(笑)

坂田:あと、「苦手な飲み物」がめちゃくちゃ悩みましたね! 苦いモノはきっとみんな苦手だし、どこが正解なんだろうと思いつつ…。ジャスミン茶なんですけど、ね。この世のお茶の中で一番苦手っすね。マジで美味しくない!…ま、飲めるんすけどね!(笑)

信清:(笑)確かに。初めて飲んだときは“香水みたいな味”って思ったもんな。わざわざ飲みたいとはあんま思わんな。

坂田:パクチーも苦手なんで、その感じっすね。

※RooftopWEBにて後日サンシャイン「百問百問」掲載

―100本新ネタ ~坂田編~

──昨年のSNS投稿を有言実行し、今日まで走り抜けて…ザックリですが、どうでした?

坂田:いや、マジで…。マジで大変でしたね!

信清:シンプルに、ね。ひと月10本のペースだったんでね。

坂田:本当にもう“人生で一番頑張るときやろ!”くらいの想いでやってきたんで…もう一回やるのはマジでしんどいっすね!

一同:(笑)

坂田:もう一回やって200本とかは…ちょっと限界だな。

信清:とくに最初の3、4カ月くらいは、ね!

坂田:そう。慣れないのはもちろん、同時に年末くらいまで本も書いていたから、マジで地獄でしたね!

信清:(笑)

坂田:ずっと年末までは脳みその使い分けが激しくて、今年の3月くらいまでは完全に人を笑わせる顔じゃねえなってくらいで。

信清:本当に。あれはひどかった…。眼バキバキやったもんな。(笑)

坂田:もう、遊びも呑みもめちゃくちゃ断って、やっと4月からお笑いモードになりましたね!それまでは、職人すぎた。(笑)10カ月で100本の予定だったんですけど、4月から6月の間に50本くらい作ってましたね。

信清:あればヤバかったね。

──元々新ネタを多くサンシャインさんって卸してるイメージがあったんですが、今まではどのくらいのペースで新ネタを作っていたんですか?

坂田:だいたい月に3、4本くらいですかね? 年間で30本くらいじゃないっすかね?単独とかも入れると。ただ、今回は他事務所の方にもネタをもらったり、設定をもらったりしていたんで…マジで有難いっすね!

―100本新ネタ ~信清編~

──なるほど! 3倍以上の労力を費やしていたんですね。ネタ作りは坂田さんが担っているかと思うんですが、信清さんは…?

信清:僕は必死にバイトしてましたね! ずっと夜ひとりで坂田はネタ作ってたんで…“金に困りたくない!“と思ってひたすらバイトしてましたね!

──そうだったんですね! 最近、ピンでの動画投稿はどうです?

信清:あ! 「今日のギャグ」と「今日の動き」ですね!

──そうです!最近、Twitterであまり拝見していないのですが…。

信清:(笑)ずっと、TwitterとInstagramを連動させて投稿していたんですけど…”1RT、1♡“が2年くらい続いて…誰に向けてやってるんだろう、って思っちゃって。今はInstagramだけで、誰にも触れられないように細々とやってます!(笑)

──せっかくSNS投稿だったら誰かに見てもらえた方がいいと思うんですけど…ね?

坂田:いや、本当に誰も観てないんすよ!

信清:(笑)

坂田:熱量に対しての割合が…ね。(笑)

信清:もう2、3年は続けてやってるんですけど、Instagramのフォロワーも100人くらいで…完全にオナニーですね!(笑)

―優勝するネタの誕生とキャラ設定

──今年のキングオブコントで優勝するために新ネタを作ることが始まりでしたが、今年のキングオブコントで披露したり、実際に手ごたえを感じたネタはどのタイミングでできたネタでした?

坂田:ぶっちゃけ、強いネタは最初の頃にできましたね。準決勝でやったネタも10本目以内のネタを2本やりました!

──そうだったんですね! 100本披露した中で、個人的に好きなネタはあります?

坂田:100本新ネタを作る中でめちゃくちゃキャラクターができたんですよ。無茶苦茶コント作らないといけなかったこともあって。その中で、普段はオレがツッコミで信清がボケの設定が多いんですけど…信清の泣きツッコミっていうのが産まれて!(笑)

信清:アレね!(笑)

坂田:そうそう。オレがボケで信清がツッコミで…「泣きツッコミおもろいな!」ってなったんすよ! 後日、ネタをお客さんの前でしたら…全然ウケず。

一同:(爆笑)

坂田:Twitterでも「革命や!」って書いてたんで、事務所の先輩方にも「とんでもないネタだな!」って言われて…本当にとんでもないくらい全然ウケなかった。(笑)

信清:いろんな意味でめちゃくちゃとんでもなかったな!(笑)

坂田:あとは両方ボケとボケの学生ネタ作ってたら「お前らは絶対に学生ネタだろ!」って言われたり、ゲッターズ飯田さんに信清が占ってもらったときは「君たちは精神年齢が揃って低いから…。」って、ね!

一同:(爆笑)

坂田:「君たちの精神年齢は17歳くらいで止まってるから、学ラン姿が良く似合う」って言われたらしくって…オレ達32歳なんすけど、”今なのか!“って。(笑)

―今までとの変化

──100本を通して自分自身が変化したな、と思うところはありますか?

坂田:新ネタをするときってちょっと緊張するんすよ。初めて人前で披露するから。だけど、新ネタ披露しすぎて…マジで1㎜も緊張しなくなりましたね!(笑)

──鋼の心を手にしたんですね!(笑)

坂田:もう、死にもの狂いで披露しまくってたんでめちゃくちゃメンタル強くなりましたよ!

信清:本当に、ね! あとは新ネタ慣れしましたね! ネタ飛ばしてもどうにかなるし!って。(笑)

坂田:そうね。どうにかなるし、するし。(笑)そのパワーはつきましたね。前は信清がネタ飛ばした瞬間に「うわ!コイツ、ネタ飛ばした!やべえ!!!」って内心ドキドキだったんですけど、「あ、コイツ飛ばしたわ。」みたいな。

──冷静!(笑)すごく鍛えられた感じが伝わってきます…。

坂田:あと、信清って尋常じゃないほどの記憶力があるんですけど、それが更についたよね?

信清:確かに! 記憶力のレベル上がったね。(笑)

坂田:オレがネタ書いて、台本渡したら軽く流れ言うだけでポンポンポンって! ただ、忘れんのもめちゃくちゃ速くなった。(笑)

信清:そうね。(笑)抜けるの速くなった!

──速く覚えて、速く抜けるのは本当に100本新ネタコントで鍛えられた特殊能力ですね。その為に!みたいなところありますね。

坂田:覚えんのも稽古すんのもしんどかったな…。

信清:ネタ作るのが後半になるにつれてめちゃくちゃ速くなったよね? コントの設定とかの案が出てから全部セリフまで書いてくれた台本を作ってくれて、それが1時間くらいで仕上がってたりしてて、しんどい面もあったけど、やってて良かったなって思えるところがめちゃくちゃありましたね!

──それを踏まえての来年2020年ですね。

二人:ん~来年…。(難しい顔)

坂田:もちろん、優勝もしたいし、結果も残したいんですけど…今まで優勝した東京03さんやロバートさん、シソンヌさんとか、優勝したその先にも化け物がめちゃくちゃいるんすよ。今、キングオブコントで優勝したからで「日本一コント面白い」にはならないな、って。

信清:確かにね。その先の人たちと戦えるようになりたいよね。

坂田:そう。もう平場でその人たちと戦えるようになりたいもんね。(笑)正直、平場なんでね。

信清:うん。芸人力というか、ね!

―芸人になる前の話

──芸人さんになる前はよく見ていた番組とか好きな芸人さんとかいましたか?

坂田:オレらは完全にめちゃイケ世代(フジテレビ系列1996-2018放送「めちゃ×2イケてる」)だったんで、岡村さん(ナインティナイン・岡村隆史)ですね。オファーシリーズ(番組内企画「「岡村オファーがきましたシリーズ」」が好きで。学生時代めちゃめちゃ真面目な学生だったんですけど、岡村さんを観ていて”真面目がいき過ぎてめちゃくちゃおもろい人っているんだ!“って。ずっと憧れで、尊敬してますね。

──坂田さんの書籍「この胸の高鳴りを僕は青春と呼ぶ」でも岡村さんへの想いを書いてましたもんね。

坂田:そうなんすよね。もう本もお渡しできて、認識されたのがたまんないっすね!

──憧れの方に会えるって…たまんないですよね。信清さんは、憧れている方やよく観ていた番組はありますか?

信清:僕は福岡にいるとき、中学生くらいかな? baseよしもと(1999-201大阪・難波にあった劇場)の番組をケーブルテレビでよくやっているのを観てて、FUJIWARAの藤本さんになりたいくらいめっっっちゃ好きなんですよ! 一回くらいしか、仕事では絡んだことないんですけそ…もうガッツリ絡んでる感じでテレビ出られるところまでは頑張っていきたいな、と思ってますね!

―サンシャインの野望

──青臭くて青春そのもの感があるサンシャインさんのネタはもちろん、お二人の姿を地上波で観たいし、本当に知って頂きたい!と阿佐ヶ谷ロフトAスタッフ一同の願望ですね。(笑)

坂田:マジでね! 本当に!!!

信清:ありがたいですね!…いや、なんでこんな出れないんだろ?

坂田:本当。なんでこんなにも…な? オレ達、嫌われてんのかな?

一同:(笑)

坂田:大人にハマんないんだろうな。ただ、自分で言うのもアレなんすけど…芸人仲間には異常に好かれてんすよ!

信清:(爆笑)

坂田:仲良い他事務の後輩達にも「なんで面白いのに…テレビ出ないっすよね。」って言われたんすよ!!!(笑)オレ達めちゃくちゃ愛想も態度も良いぞ?!って!!!

一同:(笑)

信清:もう来年で芸歴10年目になるからな…。昔のM-1だったらこの芸歴くらいで優勝してたし…。

坂田:”若手“っていう括りも結成数カ月とか3年未満の奴らがゴロゴロいるから若手って言う言葉にも違和感あるし…。

信清:ま、当時とは時代の流れとかいろんなモノが違うっていうのはありますよね。ただ、10年目ってなんか節目だな、とは思います。

──最初にサンシャインさんを拝見した時は信清さんが「わっしょい」って言いながら走っていたり、坂田さんは独特なギャグをしてて…。(笑)

二人:(爆笑)

信清:うわ! 懐かしい!!!(笑)

坂田:あのギャグはもうこのご時世コンプライアンス的に絶対にできないんですけど…やってましたね!(笑)

信清:(笑)やってた! やってた! 後輩もそんなにおらんとき、ね!

坂田:そうそう。(笑)ゆにばーすとやさしいズくらいしかいないんじゃないかな? まだ、イケイケな感じの時ね。(笑)今ほどみんな全然有名でもないし、先輩達がたくさんいた頃ね。ただ、あの頃の自分より今の方がめちゃくちゃおもろくなってるし、今のオレだったら信清を絶対に客席には行かせない!!!

信清:(笑)

坂田:マ・ジ・で!!! 需要がない!!!

信清:(笑)そうそう。本当にびっくりするくらい「キャー!」とかもなんもない。え? 人いるよね? みたいな感じになるからね!(笑)

坂田:だから、人気よりも”人間力“でいきたいっすね。オレ達は。(笑)

──(笑)泥臭い? 青臭い? そんな感じは今でも変わらない感じがします。そこが軸みたいな。

坂田:本当ですか!? もう身体は完全に老化始まりましたけどね!(笑)

信清:確かにね! あとは、当時なかったけど酒さ(しゅさ)にもなったじゃん?

坂田:本当に酒さはたいしたことないから話題が膨らまないから!(笑)純粋に痩せようとは思ってますよ。(笑)あの頃に比べるとめちゃくちゃ太ったので、ね。

―10年目

信清:マッッッジで売れたいっす!

──お! どんな感じでの活躍が理想ですか? ラジオとかテレビとかネタ番組とか…たくさんあるじゃないですか?

信清:はいはいはい。そうなんですよね。たくさんあるんですよね!(笑)

坂田:マジで信清は…漠然としてるんすよ。もう単純で「売れたいし、楽しく生きたい!」なんですよ。その先のビジョンとかもなくて…ただ、そこが良いところでも、悪いところでもあるって感じなんですよね。

信清:そう!(笑)売れたら考えたらいいんだよ! そのくらいでいい。ま、賞レースで結果を残したいのはちゃんとあるんですけどね!

坂田:でも、オレも漠然としていて…。賞レースでは優勝もしたいし、深夜ラジオもやりたいし、本ももっといろいろ書いてみたいな、って思いますね。コント番組もやってみたいし。やりたいことはたくさん増えましたね!

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