アドバイザーに吉田栄作さん、花火3千発 たばこ祭開催へ

秦野たばこ祭のポスターを掲げる秦野市職員=同市役所

 秦野市最大の観光イベント「秦野たばこ祭」が28、29の両日、市役所や市立本町小学校などを会場に開かれる。72回目となる今回は、エグゼクティブアドバイザーに市内出身の俳優吉田栄作さんを任命。過去最多の3千発(昨年比500発増)の打ち上げ花火の演出にアドバイスをもらうなどして趣向を凝らした。実行委員会は「令和を記念したイベントを楽しんでほしい」と多くの来場を呼び掛けている。

 たばこ祭は、28日午後0時半から同校特設ステージである吉田さんのトークショーで開幕。同1時10分には同校から目抜き通りにかけてパレードを催し、イベントを盛り上げる。

 同4時半からは同校で、高さ4.5メートルの国内最大級の火起こし器を使った恒例の「ジャンボ火起こし綱引きコンテスト」を開催。1チーム22人が二手に分かれて綱を引いて棒を回し、点火までの時間を競う。

 2日目は、千人以上の市民らが地元に伝わる「秦野たばこ音頭」を踊って市内目抜き通りを練り歩く千人パレード、演歌歌手大江裕さんらが出演する「絆ステージ」が開かれる。夜は水無川河川敷でたいまつを燃やす「弘法の火祭」と、打ち上げ花火でフィナーレを飾る。

 高橋昌和市長は12日の定例会見で、エグゼクティブアドバイザーとして参加する吉田さんに期待。「秦野出身ということを常日頃からアピールしていただいている。秦野の良さを外から見る視点もあるかと思うので大いに語っていただきたい」と語った。

 問い合わせは、実行委電話0463(82)5111(代表)。

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