【MLB】ダルビッシュはカブスで「最も頼れる男」 米メディア絶賛「救世主」「PSの希望」

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敵地でのパドレス戦で今季6勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

自己最多に「1」と迫る14奪三振の快投、同僚も「彼はアンビリーバブル」

■カブス 4-1 パドレス(日本時間13日・サンディエゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は12日(日本時間13日)、敵地パドレス戦で6回2安打無失点14奪三振2四球と快投。今季6勝目(6敗)をマークした。序盤から“奪三振ショー”を展開し、18個のアウトのうち14個を三振で奪う圧倒的な投球を披露。地元メディアは、後半戦に入ってから驚異的なパフォーマンスを見せ続ける右腕について「救世主」「ポストシーズン(PS)の希望」と絶賛している。

 同地区のブルワーズと並び、ワイルドカード出場圏内の2位につけるカブス。1つの負けが致命傷となりかねない熾烈な争いが続く中、またもダルビッシュが輝いた。14奪三振は自己最多に「1」と迫る快記録。過去5度ある14奪三振はいずれも7イニング以上を投げてのもので、6イニングで到達したのは初だ。

 地元紙「シカゴ・サンタイムズ」は「カブスがパドレスに勝利してプレーオフのポジションを維持、残りの16試合に注力」とのタイトルで速報。記事では「このチームにとって良いことは、16試合を残し、救世主を見つけたかもしれないことである。残念なことは、ダルビッシュが残りの試合のうち3試合にしか登板できないことである」と絶賛している。

 また、ESPNも「カブスのポストシーズンの希望は――サプライズ!――ユウ・ダルビッシュにかかっている」とのタイトルでレポート。1年目の昨季から今季前半戦まで苦しんだダルビッシュについて「今季波のあるカブスにとって、最大のサプライズかもしれないが、最もマウンドで頼れる男が、1年前に最も結果を残せず、最もファンに嫌われていた投手である」とした上で、「今月、そして来月にカブスが躍進するためには、ダルビッシュに牽引してもらう必要がある。これは数か月前には考えられなかった」と言及している。2016年以来の世界一を目指すカブスにとって、ダルビッシュは「最も頼れる男」だと断言している。

ダルビッシュは「エースの役割を引き継いだ」

 記事では、カブスがプレーオフ進出争いの真っ只中にいることを伝えつつ、「レスター、ハメルズ、他のベテランたちが苦戦している中、ダルビッシュまで失速する余裕はない。今季はチームに上手くフィットし、それどころか、エースの役割を引き継いだ」と紹介。現在のカブスでダルビッシュがエースだと明言しているのだ。

 さらに、「かつて考えられなかったことが、今ではほぼ確実なこととなっている。ダルビッシュはローテーションの1番手であり、ワイルドカード、地区シリーズ第1戦、もしあるならタイブレークの163試合目に登板するべきである」とも指摘。勝負どころの最も大切な試合ではダルビッシュを登板させるべきだと“猛プッシュ”している。

 前半戦は制球に苦しみ、本拠地リグレー・フィールドでブーイングが起こることもあったが、後半戦は圧倒的な投球を見せ、全てを“結果”で変えてしまったダルビッシュ。乗り切れないシーズンを過ごしてきたカブスで最も頼りになる男として絶大な支持を集めている。(Full-Count編集部)