県内伝統産業品 海外業者にPR 高岡で商談会

海外のバイヤーに伝統産業品をアピールした商談会=ウイング・ウイング高岡

 県内の伝統産業品やインテリア用品の海外販路開拓を支援する商談会が13日、高岡市のウイング・ウイング高岡で開かれた。21社が参加し、伝統の美と現代的なデザインが融合した商品をバイヤーに売り込んだ。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催し、米国、ドイツ、コロンビア、スウェーデンの各国で日本の雑貨や家具を扱う7業者がブースを構えた。四津川製作所(高岡市金屋町)は、鋳物とガラスを組み合わせたワイングラスや漆器の酒器を紹介し、バイヤーの注目を集めていた。

 商談会はジェトロと高岡市の海外販路開拓に関する覚書に基づき、2012年度から毎年開かれている。今回は参加企業、バイヤーとも最多となり、ジェトロ富山貿易情報センターの高村大輔所長は「日本の伝統工芸や食に対する関心は高まっており、販路拡大が期待できる」と話した。

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