引きこもり中高年6000人 若年層5000人 長崎県推計

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 長崎県は、県内で引きこもり状態の若年層(15~39歳)が約5千人、中高年層(40~64歳)が約6千人とする推計を明らかにした。
 県議会一般質問で、中田勝己福祉保健部長が堤典子議員(改革21)の質問に答えた。
 県によると、若年層は2015年、中高年層は18年に、内閣府が全国実態調査を実施。結果を基に本県の人口に当てはめて推計した。
 県は13年度、長崎こども・女性・障害者支援センター(長崎市橋口町)と各県立保健所に「ひきこもり地域支援センター」を設置。個別相談対応や家族教室の開催、普及啓発などの活動に取り組んでいる。
 堤議員は、自立支援をうたい引きこもりの人を自宅から無理やり連れ出す「引き出し業者」と呼ばれる存在が問題になっているとし、業者が県内にあるか質問。中田部長は「同センターによると、県内に存在するという情報はない」と答えた。
 堤議員は「引きこもりが社会のお荷物になるとの発想が気になる。無理せずじっくり、伴走型の支援になるよう取り組んでほしい」と要望した。