<いわて春夏秋冬>山車と共演 心一つに/浄法寺まつり(二戸市)

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伝統の山車と練り歩く子どもたち

 秋の青空に元気な掛け声がこだました。岩手県二戸市浄法寺町の恒例「浄法寺まつり」が13日開幕し、人形や花で四方を飾り付けた山車が商店街を練り歩いた。15日まで。

 雷鳴とともに現れる菅原道真、摂津国湊川で足利尊氏を迎え撃つ新田義貞と、歌舞伎や講釈の名場面から題材を採った山車が登場。

 上、仲、下の各町組に別れ、にぎやかなおはやしとともに、子どもたちが「ヤーレ、ヤーレ」と大きな声で綱を引いた。

 浄法寺小6年の野崎結夢さん(12)は「一生懸命練習した。みんなの心が一つになる瞬間が楽しい」と笑顔でばちを握り、太鼓の音を響かせた。

 岩手ではこの時期、山車を引いて五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願する昔ながらの秋祭りが各地で繰り広げられる。