【台風15号】「千葉県民に大変な不便、申し訳ない」東電PG社長が謝罪 森田知事と面会で

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森田知事(右)と面会し、停電の長期化を謝罪した東電PGの金子社長(左)=14日昼、県庁

 台風15号による千葉県内の大規模停電が続く中、全面復旧まで最大2週間程度との見通しを示した東京電力パワーグリッド(PG)の金子禎則社長が14日昼、県庁を訪れて森田健作知事と面会し「(停電が)長期間かつ広範囲にわたり、県民の皆さまに大変な不便をかけ、まだこの先2週間にわたって不便をかける可能性があることを誠に申し訳なく思っている」と謝罪した。

 当初段階で示した復旧見通しと比べ、大幅に遅れていることもわびた。

 森田知事は、東電作業員らの現場対応に謝意を示した上で、停電長期化によって「県民はだんだん、だんだん、苦しさが延びてきている。もう苦境の限界かと私は思う」と強調。「何としても県民の命を守り、安全安心を回復することを1日も早くやらなければ。どうぞご協力を賜りたい」と改めて早期解消を求めた。

 金子社長は約10分の面会後の取材に対し、13日夜、復旧に必要な期間を「地域によってさらに3日以内から2週間以内」と示したことについて「1日1日(停電が)延びていくよりは最大で考えられるおおむねの目安を示した。ただ、それに甘んじることなく、作業効率化などで1軒に1分でも早く電気を届けるよう努力していく」と説明した。

 台風被害や停電復旧の事前想定の甘さを問われると「これまでの経験や昨年の(関西の)台風被害の状況を踏まえて十分な対策を取ったつもりだったが、それを上回る規模の災害だったと現時点では実感している」と述べるにとどまった。

 面会で、金子社長は「まだ全容が把握できない段階で出した復旧見込みが外れた」と述べ、県民に早期復旧の印象を与えた情報発信も反省。森田知事は「いろいろと情報を出してもらうのはいいが、それが相当甘かった」とくぎを刺した。