県畜産試験場で“豚コレラ”感染を確認 夜通しで約350頭を殺処分 長野

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長野県塩尻市にある県畜産試験場で飼育していた豚が豚コレラに感染していたことが分かりました。14日の朝からおよそ350頭の殺処分が続いています。

長野県によりますと、おととい12日に塩尻市の県畜産試験場でオスの豚1頭がおう吐し、国の検査で豚コレラへの感染が確認されました。県内での豚の感染は、2月に宮田村の養豚場で愛知県から仕入れた豚が原因で確認されて以来2例目です。

14日の7時過ぎから飼育しているおよそ350頭全ての殺処分を始めています。試験場ではこれまでにも、イノシシや小動物の侵入を防ぐための防護柵やネットの設置、出入りする車両への徹底した消毒といった対策はとっていて、どのようなルートで感染したかはわかっていません。

長野県庁では14日の朝、知事を本部長とする対策本部の会議が開かれ対応を協議しました。会議後、阿部知事は、養豚農家が要請している豚へのワクチン接種を国が全国規模で実施してほしいと述べました。

(阿部守一知事)「ワクチン接種の話については国において責任をもって対応してもらいたい、私としては全国を対象としてワクチン接種をしていかなければならない状況ではと」

畜産試験場では13日までの28日間に松本市の食肉処理場に7回に渡り33頭を出荷していました。県は、この間に処理場に出入りした数箇所の養豚場を監視対象農場に指定して立ち入り検査などを実施します。