ブルーライン延伸、有力ルート案に市民意見募集へ 川崎市

横浜市営地下鉄ルート

 2030年の開業を目指し、横浜市が事業化を決定した市営地下鉄ブルーラインのあざみ野(同市青葉区)-新百合ケ丘(川崎市麻生区)の延伸について、川崎市は17日から、同市が有力案とする「東側ルート」について市民意見を募集する。10月16日まで。

 計画では、両市にまたがる延伸区間に計4駅を新設。うち3駅は嶮山(けんざん)交差点付近(青葉区)、すすき野(同)、新たな終点となる小田急線新百合ケ丘駅南口付近(川崎市麻生区)となる。

 もう1駅は同南口とすすき野の間に開設。川崎市は同区間に三つのルート案を提示しており、8月に住民説明会も開催した。「西側ルート」は白山付近、「中央ルート」は王禅寺公園付近、「東側ルート」は市営スポーツ施設のヨネッティ王禅寺付近をそれぞれ新駅候補地としている。

 市は三つのルートの中でも、既存のバス路線が9方面に延び、新駅が新百合ケ丘駅と最も離れた東側ルートを「最も整備効果が高い」と有力案に位置付けている。

 今回募集する市民意見は、この東側ルートに関するもので、市内在住・在勤などを問わずに提出することができる。ルート案などの資料は市交通政策室、宮前、多摩、麻生区役所などのほか、市ホームページで閲覧できる。意見は郵送、持参、ファクス、電子メールで受け付ける。問い合わせは市交通政策室電話044(200)1976。

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