BC栃木が初の東地区制覇で「剛コール」 大活躍で胴上げの元阪神・西岡「嬉しかった」

BC栃木・西岡剛【写真:細野能功】

2点適時打に2ランを放つなどチームの勝利に貢献した元阪神・西岡

 BCリーグの東地区チャンピオンシップ第2戦は15日、栃木県小山市の小山運動公園野球場で行われ、後期優勝の栃木が16-9で前期優勝の群馬に勝利、連勝で地区優勝を達成した。

 東地区優勝を決めた本拠地のグラウンドに若手選手から「剛コール」が響いた。流れに乗せたのは間違いなく、西岡のバットだった。2回2死満塁で一、二塁間を破る2点適時打、4回には右翼へ2ランを叩き込んだ。試合後には寺内監督に続いてナインの胴上げが待っていた。

「ルーカス、内山、若松や後ろの(橋詰、金本、ジョン)3枚と若い選手が頑張っての結果だと思うが、(胴上げは)嬉しかった」

 自身の活躍には見向きもせず、ナインたちの活躍を称えた西岡は「打ったことより、まずはチームが勝てたことが一番。短期決戦は一喜一憂すると悪い結果になる。ホームランは結果。誰かが(ゲームの)流れを変えるプレーをすることが大事になる。(22日から始まるリーグチャンピオンシップ)信濃とは苦しい戦いになるが、チーム一丸となって集中したい」と気を引き締めていた。NPBから大リーグと、短期決戦を知り尽くした経験がチームを波に乗せた。(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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