沖縄と山陰の人気番組が2日連続コラボ! 『ラジオBar 南国の夜』&『森谷佳奈のはきださNight!』合体企画レポート

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地元はもちろんのこと、全国各地のラジオファンからラジコで聴かれている番組、沖縄・RBCiラジオ『ラジオBar 南国の夜』(毎週 土曜 22時〜23時)と、山陰・BSSラジオ『森谷佳奈のはきださNight!』(毎週月曜 21時〜22時30分)が初のコラボ放送を行いました。

初日(8月31日)はRBCiラジオのスタジオから『ラジオBar 南国の夜』を生放送。翌日(9月1日)は『森谷佳奈のはきださNight!』の公開収録をBar「南国の夜」(宜野湾市)で開催。その様子をレポートします。

今回コラボするのはどんな番組?

▲写真左から、嘉 大雅(よしみ たいが)アナウンサー(RBC)、森谷佳奈 アナウンサー(BSS)、“よこちゃん”こと 與古田忠さん(南国の夜)。

沖縄・RBCiラジオ 『ラジオBar 南国の夜』は 2014年10月に30分番組としてスタート。宜野湾市にあるBar「南国の夜」のマスターの與古田忠さん(通称“よこちゃん”)と、仲田紀久子アナウンサー(きくちゃん)によるトーク番組として開始。2018年4月からは60分番組に拡大。きくちゃんが海外留学するため、“常連客”として嘉 大雅アナウンサーが登場。ラジオファンでもある、爆笑問題・太田光さんも注目している番組のひとつです。

2019年7月28日(日)には、TBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日曜日 13時〜17時)によこちゃんが念願のスタジオ出演を果たしました。嘉アナは所用のため行けず、リスナーからは「いつか、太田さんと共演してほしい」という要望が多数寄せられました。

山陰・BSSラジオ 『森谷佳奈のはきださNight!』は 2016年4月に60分番組としてスタート。開始当初は「リスナーが吐き出しているのに、森谷さん自身は猫をかぶっている」と言われたこともありましたが、それが今ではウソのように、森谷アナ自身が、時にはリスナーをひかせるほどベラベラと吐き出しています。

『爆笑問題の日曜サンデー』の人気企画「全日本ラジオ新番組選手権」で、2015年に優勝。2018年10月より、放送時間を30分拡大して90分番組になりました。SBSラジオ『テキトーナイト!』、ABCラジオ『近藤夏子・北村真平のよなよな…』など、ほかの番組との交流も図っています。

コラボが実現したきっかけは、両方の番組を聞いているリスナーが多かったことが一つの要因でした。森谷アナにハマったよこちゃんが、半年にわたり森谷アナにアツいラブコールを送り続け、リスナーの皆さんの後押しもあり、実現することに。

コラボ初日! RBCiラジオ『ラジオBar 南国の夜』生放送

コラボ初日は、土曜日22時からの『ラジオBar 南国の夜』(RBCiラジオ)の生放送でした。通常は録音したものを放送しており、生放送は3回目でした。過去の生放送では、よこちゃん、嘉アナが余計なことを言うのではないかと、リスナーはヒヤヒヤ……。

時刻は21時。放送開始1時間前に、打ち合わせが始まりました。実は前日の夜に顔合わせを兼ねた食事会を行っており、お互いの本当の性格の探り合いをしていました。森谷アナは「南国の夜」のコンビと話をしてみて“放送では面白おかしく喋っているものの、実は闇が深そう”と、改めて感じたとか。それは「南国の夜」コンビが森谷アナに対して抱いていた印象と同じで、今回のコラボは“似た者同士が、闇に向かって進んでいくコラボ”となりました。

今回はよこちゃんが「どうしてもやりたかった」という、生放送で天気予報の原稿を読むことに挑戦。練習しながら「絶対に噛まない!」と誓うよこちゃんに、アナウンサーコンビは半信半疑。

▲よこちゃん「『まずは天気概況です』の『テンキガイキョウ』って読みづらいね」と、出だしから嫌な予感。

放送開始20分前、予告を兼ねた生配信がスタート。既に「エンディングか!?」と思うくらいの賑やかさでお互いをつつきあっていた3人。

嘉アナにいたっては、当日の昼に4時間半の生放送(RBCiラジオ『嘉大雅のサタデーマグネット』10時〜11時30分、12時〜15時)を終えた後とは思えないほど、アドレナリンが出ていました。ワチャワチャと話している間に、あっという間に放送開始30秒前となり、「余計なことを言って、放送事故だけは起こなさないように」と誓うかのような、緊張感が走りました。

▲ベラベラ喋っていたら“30秒前”だということに気づき、我に返る3人。

嘉アナは涼しそうな顔をしていますが、機械操作はひとりで行っています。これには森谷アナも「すごい!」と感心しきり。

▲喋りながら機械操作をする姿は、まさに職人芸。4時間半のワイド番組『嘉 大雅のサタデーマグネット』もひとりで操作しています。

22時。いよいよ、生放送がスタート。「#ラジオ南国の夜」を付けた人のツイートがすさまじい勢いでツイートされ、コメントが拾えないほどでした。

お互いの第一印象の話では森谷アナが「私は話しにくそうな人を前にすると、恥ずかしくなって、どうしても目が合わせられない」という話をしましたが、「よこちゃんとは目を合わせられる」とのこと。よこちゃんは、まんざらでもない表情をしていました。

せっかくのコラボ放送なので、お互いに明るい話をすれば良いものを、過去の恥部をひけらかす展開になりました。「首からピラニアの剥製のネックレスをつけてレゲエイベントに行き、周りの人に剥製の歯の部分が当たる度に謝っていた」(よこちゃん)、「学生時代は右手首に包帯を巻き、そこに“黒い龍”を飼っている“設定“にして、周囲に威圧感を与えようとしたが、包帯を見せびらかす勇気はなかったので学ランで隠していた」(嘉アナ)という話に。

中でも森谷アナの「昔、クラスで食事会が開かれた時、市松模様のネクタイに、安全ピンを20本つけていった」という話をした瞬間、あれほど活発だったタイムラインが凍りつきました。ドロ舟は沈みかけでしたが、パンドラの箱をあければあけるほど、3人の絆は強くなっていきました。

▲放送中に、オリオンビール「オリオン・クリアフリー」でリスナーと一緒に乾杯!

“恥部トーク”はとどまるところを知らず、怒涛のように時間が過ぎていき、3人は「やっぱり、お互いに同じ匂いがする」と再確認。

リスナーからは「初めてのコラボとは思えないくらい、息がピッタリ」「“陰キャラトーク”で勇気をもらいました」、「陰キャラでもアナウンサーになれることが分かり、私もなれる気がした」、「なんだか、勇気が出てきた」といった意見が寄せられ、思わず苦笑いする場面も。まさに「陰と陰がぶつかって光が生まれた放送」となりました。

その後、ラジオクラウド用の「アフタートーク」を収録して、初日のコラボは終了。

▲収録が終わり、この日は“リアルなほうのBar”「南国の夜」でイベント開催中のため、風のように去っていく よこちゃん。

コラボ2日目! BSSラジオ『森谷佳奈のはきださNight! in 南国の夜』公開収録

▲よこちゃんが営むBar「南国の夜」。収録の前日は、中野俊成さん、鮫肌文殊さん、Nobu-Shit!!、Yu-chang3、KENG-SHINGが出演したDJイベント「輝く! 日本のレコード大将」が行われました。

会場の「南国の夜」に、およそ1時間半前に到着した森谷アナ。リスナーから届いたメールに丁寧に目を通している様子を遠目に、よこちゃんは「まさか佳奈ちゃんがウチの店に来て、収録をしてくれる日がくるとは思わなかった」とポツリ。

よこちゃんとお店のスタッフは、床を拭いたり、椅子を運んだりしながら、着々と会場の準備を進めました。別件の用事で遅れてきた嘉アナも「本当に森谷さんが『南国の夜』に来てくれたんですね」と、よこちゃんと同じようにつぶやく中、森谷アナが立ち上がり、着替えルームに。よこちゃんと嘉アナが「いよいよ!」と言わんばかりの笑顔をしたのは言うまでもありません。

▲森谷アナとよこちゃんは「アラジン」「ジャスミン」と呼び合う仲。

およそ10分後、一層煌びやかな姿に変身した森谷アナが登場すると「おお!」という太い声が「南国の夜」に響き渡りました。「この衣装、小さなサイズしかなくて…」と心配そうな顔の森谷アナを「すっごく似合ってる!」と満面の笑みで安心させる2人。

公開収録開始まで30分を切った頃、いよいよ打ち合わせがスタートしました。『はきださNight!』の大村ディレクターの「生のしゃべりがほしいので、特に決め事はありません」という一言に3人は大きく頷きましたが、その直後、大村さんは「よこちゃんと大雅さんは、楽しく自由に…森谷のドロ舟に乗ってください」とブラックジョークを発し、森谷アナの顔を曇らせました。

▲打ち合わせの様子。終始なごやかムードでしたが、カメラを向けた途端「真剣に打ち合わせしてますよ」という“テイ”の表情に。

本番30分前、いよいよ開場! 待ちわびたリスナーが、ゾロゾロと店内に入りました。沖縄在住のお客さんが多かったものの、飛行機で来た人も少なくありません。“ラジオリスナーあるある”の定番ネタの一つに、「ラジオが好きな人同士が喋ると、お互いに声がデカくなる」というものがありますが、まさにそんな状況に。店内は魚市場のセリのような賑やかさで、ラジオの話が飛び交っていました。

「南国の夜」はレゲエのイベントや、お宝レコードのDJイベントなど、さまざまなイベントが行われているほか、各地のラジオファンが遊びにくる場所とも化しています。それはラジコの登場で全国で番組が楽しめるようになり、爆笑問題・太田光さんをはじめ、各地の番組のパーソナリティが『ラジオ Bar 南国の夜』を話題にしてくれるようになったこと、リスナーがSNSなどで“面白い番組”として拡散してくれたことが大きな要因です。店内にはラジオに関する書籍も揃っています。

リスナー同士の“ラジオ懇親会”の興奮が最高潮の中、ついに『森谷佳奈のはきださNight in 南国の夜』の公開収録がスタート。冒頭からお互いをイジったり、生放送では言えないようなエピソードを話したりしながら、ドロ船は出航していきました。

続いて、この日のテーマである「はじめての◯◯」宛てに届いたメールを紹介。お互いの恋愛エピソードを展開する流れとなり、三者三様の甘酸っぱい思い出にリスナーは笑ったり、キュンとしたり…。

さらに、この日のスペシャルコーナー「これって、可能性、ありますか?」を実施。普段はリスナーとの距離を保つために、心の距離を近づけてこようとするリスナーに「可能性、感じないでよ!」とキッパリ言っている森谷アナ。厳しいようにみえますが森谷アナは「中途半端に気を持たせるよりは、そっちのほうが、優しいと思うんです」とのこと。そこで「これって、可能性があると思いますか?」というテーマで恋愛話を呼びかけたところ、たくさんのリスナーからメールが届きました。3人は、可能性があると思うかどうかで判定。ロマンチストなよこちゃん&嘉アナと、現実をベースに話を進める森谷アナと男女で分かれる始末。討論は面白い方向に転がっていきました。

迷える”生徒“たちの悩みを聞いて、とっておきの”薬“を処方する「教えて! 保険室の先生」のコーナーでは、公開でリスナーからの悩みにアドバイス。真剣に答えようとするも、なぜか、3人のサイコパスな日常生活が吐露される場面もありました。

収録は終始盛り上がっていたものの、よく言えば“本音トーク”、悪く言えば“闇が全開”に……。『南国の夜』チームの2人が「山陰の皆さん、今日の番組を聞いて、俺たちのこと、嫌いにならないかな? 本当は森谷アナの声をもっと聞きたいんじゃないかな?」(よこちゃん)、「最初から収録し直す?」(嘉アナ)と我に返る場面もありつつ、およそ2時間にわたる収録は終了しました。

収録の模様は、9月16日(月)21時からBSSラジオで放送されますので、お聴き逃しなく!

森谷佳奈のはきださNight!

放送局:BSSラジオ

放送日時:毎週月曜 21時00分~22時30分

出演者:森谷佳奈

番組ホームページ

ハッシュタグは「#kanayoru」

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※放送情報は変更となる場合があります。

森谷アナは、束の間の南国気分を

▲余談ですが、収録前には出演者とスタッフで、懇親会を兼ねたバーベキューも行われました。せっかく6時間かけて来たのだからと、南国気分を思いっ切り楽しむ森谷アナ。(撮影:よこちゃん)

その後も、よこちゃん、嘉アナ、森谷アナは「南国の夜」に残り、3人で夜遅くまで談笑。いつの日か、山陰で再会することを誓って別れました。

ちなみに……『はきださNight!』チームは、月曜日の夜に山陰に帰郷。番組は21時からなので、この日は収録したものを放送しましたが、それだけと思ったら大間違い! 森谷アナは山陰放送に到着したあと、21時30分頃からペリスコープ(ネット配信)で放送を聴きながら“実況”を開始。沖縄、大阪、鳥取と、飛行機とバスを乗り継いで6時間かけて帰ってきた後のまさかのサプライズにリスナーからは「すごい!」、「嬉しい!」の声が上がりました。(写真協力:よこちゃん)

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

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