9月16日は敬老の日! 高齢者にオススメしたいクルマ5選

「高齢者の自動車運転」意識調査 『不満買取センター』ユーザーアンケート

今だからこそ高齢者に優しいクルマが必要

高齢ドライバーによる事故が問題視され、運転免許の自主返納を促す流れになっているのはご存知の通りです。しかし、クルマが無ければ移動がままならない高齢者が多いのも事実。バスやタクシーを格安で利用できるサービスを実施している自治体もありますが、まだまだ地域格差が大きいのが現状です。

もちろん高齢者が、自主的に免許証を返納することは必要です。ただ現状を考えると、無理矢理免許証を返納するばかりでなく、高齢者が安心して運転できる車種に乗り換えることも考えなければなりません。

高齢者にオススメなクルマ 4つのポイント

高齢者にオススメの条件を整理しておくと、以下4つのポイントを上げることができます。

・いわゆる自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)をはじめとした先進予防安全機能が充実している

・購入費用や維持費を低く抑えることができる

・フロア高が低く、乗り降りが楽

・大きすぎずコンパクトである

それでは、以上4つのポイントを満たしている、高齢者にオススメしたい5つの車種をご紹介していきましょう。

最新技術と使いやすさが詰まった日産 ノート

5ナンバーコンパクトカーで人気の「日産 ノート」
5ナンバーコンパクトカーで人気の「日産 ノート」

軽自動車を除く登録車で、2018年度の販売台数で1位になったノートの魅力は、適度なサイズ感と、クラストップレベルの広さ。そして、今や日産の主力車種として、トップレベルの予防安全技術が採用され、e-POWER Sを除く全グレードが、サポカーSワイドに該当しています。

ノートと言えばシリーズハイブリッドのe-POWERが注目されがちですが、これから買い替えを考えている高齢者の方には、従来と変わらない操作感を持った、ノーマルエンジンモデルもオススメです。

今では貴重なMT車も選べるMAZDA 2

マツダ 新型MAZDA2
マツダ 新型MAZDA2

2019年9月に、20年以上続いてきた“デミオ”という名称から、MAZDA 2に改名するとともに、先進安全性能の拡充が図られています。国が高齢運転者の交通事故防止対策の一環として推進している「サポカーSワイド」にも対応(MT車を除く)し、高齢ドライバーの方にもオススメできる1台です。

また、今では少なくなったマニュアルトランスミッションを、全グレードで選択することができることも大きな特徴。高齢の方の中には、これまでずっとMT車を好んで購入している方も多いため、MT車が選べる車種として貴重な存在と言えるでしょう。

いざとなれば多人数乗車可能なコンパクトミニバン トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタ 3列シート/7人乗り仕様
トヨタ シエンタ 3列シート/7人乗り仕様

5ナンバーサイズのコンパクトなボディながら、3列シートを備えて7人乗車可能なシエンタ。トヨタの先進安全装備であるトヨタセーフティセンスに加えて、インテリジェントクリアランスソナーを選択すれば、サポカーSワイドにも該当するため、安全性も申し分ありません。

また全高が1695mmと高く、スライドドア開口部のフロア高330mmと低床設計のため、大きく体をかがめること無く楽に乗り降りすることができます。多彩なシートアレンジで使い勝手も良く、普段の買い物から家族でのお出掛けまでマルチに使える1台です。

使い勝手と経済性に優れるダイハツ タント

ダイハツ 新型タント
ダイハツ 新型タント

2019年7月に4代目となる新型がデビューしたダイハツ タントは、発売後約1ヶ月の販売台数が約3万7000台と、かなり好調な売れ行きとなっています。全高が1700mmを超える、軽自動車のスーパーハイトワゴンは、軽自動車とは思えない開放的な室内空間が大きな魅力です。

新型タントには、次世代スマートアシストと呼ばれる最新の予防安全装置を装備し、運転にやや不安がある方でも安心して運転することができます。(サポカーSワイド適合)そして、ステップ高359mmという低床設計により、高さのある開口部を確保し、高齢の方でも楽に乗り降りすることが可能です。

乗用車から乗り換えても違和感のないスズキ ワゴンR

スズキ ワゴンR スズキ,ワゴンR,HYBRID FX
スズキ ワゴンR スズキ,ワゴンR,HYBRID FX

今ではすっかり当たり前の存在となったワゴンRですが、現行型が発売されたのは2017年。セーフティパッケージ搭載車は、軽自動車の中でいち早くサポカーSワイドに適合しています。現行型の発売から2年が経っているため、中古車なら購入費用を抑えることも可能です。

全高は1650mmとやや低めながら、室内高は1265mmを確保。また、スーパーハイトワゴンほど全高が高くないため、一般的な乗用車から乗り換えても違和感なく運転することができます。

[筆者:増田 真吾]

© 株式会社MOTA