球団記録更新も視野 レッズ・スアレスが46号&47号

【レッズ3-1ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

レッズは、ジョシュ・バンミーターの8号ソロ、エウヘニオ・スアレスの46号ソロ、47号ソロと合計3本のソロアーチで3点を奪い、ダイヤモンドバックスに3対1で勝利。ダイヤモンドバックス3連戦の最終戦を制し、被スイープを回避した。レッズ先発のトレバー・バウアーは、8回117球、被安打4、奪三振9、与四球1、失点1の好投で今季11勝目(12敗)。9回裏を三者凡退に抑えた2番手のライセル・イグレシアスが今季31セーブ目をマークした。一方、敗れたダイヤモンドバックスは、先発のザック・ギャレンが6回途中5安打3失点で今季6敗目(3勝)。打線はわずか4安打に封じられ、力投した新人右腕を援護できなかった。

7月に12本塁打、8月に10本塁打と夏場以降に本塁打生産ペースを急激に上げているスアレスが、ついにメジャートップのピート・アロンゾ(メッツ)を捉えた。4回表に勝ち越しの46号ソロを放つと、6回表には貴重な追加点となる47号ソロ。本塁打王レースでアロンゾと並んでメジャートップに立ち、1996年にアンドレス・ガララーガ(当時ロッキーズ)がマークしたベネズエラ出身選手によるシーズン最多本塁打記録に並んだ。また、ナ・リーグの三塁手によるシーズン本塁打記録は1980年のマイク・シュミット(当時フィリーズ)と2004年のエイドリアン・ベルトレイ(当時ドジャース)による48本塁打となっており、こちらの記録更新も目前。さらに、1977年にジョージ・フォスターがマークした球団記録、2007年にアレックス・ロドリゲス(当時ヤンキース)が記録したメジャー三塁手記録の更新(ともに52本塁打)も射程圏内に捉えている。

この日の2打点を加え、2年連続のシーズン100打点も達成。レッズがスアレスと昨春に結んだ7年6600万ドルの契約は、大バーゲンとなるかもしれない。

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