小児病棟患者に図書33冊を寄贈 長崎南山小児童会

森内教授に図書を手渡す長崎南山小児童会の子どもたち=長崎大学病院

 長崎南山小(長崎市音無町)児童会は12日、小児病棟の子どもたちに読んでもらおうと図書33冊を長崎大学病院(同市坂本1丁目)に寄贈した。
 6月28日に同小で児童会が開催したチャリティーバザーの益金のうち、約5万円を図書購入費に充てた。例年、益金は国連児童基金(ユニセフ)や東日本大震災の被災地などに贈っていたが、今年は身近な人のためにと同病院を贈り先に決めたという。
 児童会会長の納富慧さん(12)ら6年生5人が同病院小児科外来のプレイスペースを訪れ、自分たちで選んだ絵本や図鑑など33冊を森内浩幸小児科教授に手渡した。納富さんが「入院している子どもたちに少しでも楽しい時間を過ごしてもらおうと本を持ってきました」とあいさつ、森内教授は「面白そうな本ばかりで、みんなすごく喜ぶと思います」とお礼の言葉を述べた。

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