西武、痛恨逆転負け 6回大量6失点でマジック減らせず ロッテ3位を死守

西武・辻監督【写真:荒川祐史】

2回に2点を先制するも、先発本田が踏ん張れず

■ロッテ 9-3 西武(16日・メットライフ)

 西武が手痛い逆転負けを食らった。16日、本拠地メットライフドームでのロッテ戦。2回に2点を先制したが、1点差で迎えた先発の本田が6回に崩れ、打者一巡の猛攻で6点で逆転された。その後の反撃も及ばず、連勝は3でストップ。ソフトバンクが日本ハムに勝つと、西武のマジックは消滅、ソフトバンクに再点灯する。

 2回無死一、二塁で山川が2点適時二塁打を放って先制した西武だったが、先発の本田が踏ん張れなかった。5回に藤岡にソロを浴びると、6回には無死満塁のピンチを招き、清田の左安適時打で同点。続く田村にも中前適時打を浴びて逆転を許してノックアウトされた。

 さらに2番手の野田も荻野に適時二塁打、マーティンにも中前への2点適時打を浴びて、この回打者11人で6安打を集中されて大量6失点。試合をひっくり返された。

 7回に森の適時打で1点を返したが、8回1死一、二塁のチャンスで木村が空振り三振。木村は死球をアピールしたが、リプレー検証の末にファウルチップによる空振り三振を取られた。さらに、相手バッテリーのミスで二塁を狙ったメヒアがタッチアウト。一度はセーフの判定だったが、ロッテ井口監督のリクエストによるリプレー検証で判定が覆った。

 ロッテは中盤の怒涛の攻撃で逆転勝ち。6回に清田、田村の適時打や、マーティンの2本の安打などで大量6点を奪って逆転した。そのまま逃げ切り、3位を死守した。(Full-Count編集部)

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