【MLB】146キロが顔面直撃→骨折… 衝撃の死球も、最悪の事態は回避「最高のシナリオ」

死球を受けたブレーブスのチャーリー・カルバーソン【写真:Getty Images】

MLB現役最年長42歳ロドニーの146キロが顔面に…

■ブレーブス 10-1 ナショナルズ(日本時間15日・ワシントン)

ブレーブスの30歳、チャーリー・カルバーソン内野手が14日(日本時間15日)、敵地ナショナルズ戦の7回無死一、二塁で代打で登場。MLB現役最年長42歳のフェルナンド・ロドニーの90.9マイル(約146キロ)のツーシームが顔面に直撃。顔面骨折で、そのまま負傷交代となる痛々しい場面があった。

 MLB公式サイトは「カルバーソン(顔面骨折)は手術を回避する」との見出しで続報を伝えた。この死球で今季絶望となったが、15日にアトランタで球団の医療スタッフに診てもらった際に視力低下などの症状は診られなかったという。ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「手術は不要ということで、本当に安心した。正直言って、おそらく最高のシナリオだろう。治る類のことだ。彼はとにかく、しばらくの間は何をするにも慎重に動く必要がある」と説明したことを紹介している。

 死球でゲームが退いた後にはワシントンの病院で検査。その後にチームメートと会話をする時間もあったという。スニッカー監督は「彼に会った選手たちによると、彼らが思っていたよりも彼は良い状態だったそうだ」と明かしている。今季中の試合には出られないものの、シーズン最後にはチームに帯同。来春のスプリング・トレーニングには間に合う見込みだという。

 カルバーソンはカートでベンチ裏へ運ばれる際にロドニーに対して親指を立てて、故意死球ではないと分かっていることを示していたという。“顔面死球”の加害者となってしまった通算327セーブのロドニーは「正直、あの後『投げたくない』と僕は言ったよ。起こってしまったことは申し訳なく思っている。するべきではないことを僕はしようとしていたんだと感じてしまう。だけど、それが野球なんだ。プレーし続けないといけない」と話したという。

 見るだけでも痛いショッキングな死球。もう2度とグラウンドでは起こらないことを祈るばかりだ。(Full-Count編集部)

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